モントーヤ炎上! NASCARネクステルカップ王者はジョンソンに!

2006.11.24 自動車ニュース

モントーヤ炎上! NASCARネクステルカップ王者はジョンソンに!

NASCARネクステルカップ今季最終戦「Ford 400」が、2006年11月19日(日)、米国フロリダ州ホームステッド・マイアミスピードウェイ(1周1.5マイル=約2.4km)で行われた。
優勝は「フォード・フュージョン」のグレッフ・ビッフル。9位でゴールした「シボレー・モンテカルロ」のジミー・ジョンソンが待望のシリーズチャンピオンに輝いた。

■ライバルの逆転ならず

全36公式戦のNASCAR最高峰ネクステルカップもついに最終戦に突入。シリーズチャンピオン争いは事実上、ジミー・ジョンソンとマット・ケンゼスの二人に絞られていた。
そこに、ルーキーのデニー・ハムリン、ケビン・ハービック、そしてスーパースターのデール・アンハートJr.がわずかな望みをかけてチャレンジした。

レース序盤はケーシー・ケイン、中盤はアンハートJr.が引っ張るカタチに。
ジョンソンには、レース序盤、コース上に落ちていた部品とマシンのフロントがぶつかるハプニングが発生。幸い大事に至らなかったものの、中盤のピットインではホイールナットが完全に締まらず、大きく順位を落とした。

いっぽう、逆転チャンピオンを狙うライバルのケンゼスは、マシンコントロールに苦しんでいた。終始マシンのタイト(アンダーステア)状態が改善されず、追い上げのペースアップができなかった。

そんななか、ジョンソンは安定した走りで徐々に順位を回復。9位でフィニッシュし、見事シリーズチャンピオンに輝いた。

■モントーヤ、ホーニッシュはリタイヤ

また今回、ファン・パブロ・モントーヤがネクステルカップに初参戦した。
これまでワンランク下のブッシュグランドナショナルシリーズで4レース戦ってきたが、結果を残せず苦戦していた。モントーヤは来年、ネクステルカップへのフル参戦が決定しているため、所属のチップ・ガナッシレーシングとしては「少しでもトップカテゴリーでの雰囲気に慣れさせるため」と今回のデビューを後押しした。

予選29番手からスタートし、中段グループで健闘していたが、251周目のターン1で単独スピンしマシンのリア部分から外側のウォールにハードヒット。燃料タンクが破損しガソリンに着火、マシンリアから猛烈な炎が上がり、6万5000人の大観衆に一瞬緊張が走った。
幸いにもモントーヤは自力でマシンから脱出し、大事には至らなかった。コースの医療センターでメディカルチェックを受けた後のTVインタビューでは、「マシンには徐々に慣れていっているけど……」と疲れた表情を見せていた。

前日のブッシュグランドナショナルシリーズ最終戦には、2006年IRLチャンプのサム・ホーニッシュJr.がNASCARデビュー2戦目にトライしたが、こちらも早々にリタイヤという結果だった。

アメリカのマスコミやレースファンの間では「トップフォーミュラからNASCAR転向は、相当難しい」という認識が、定着し始めている。

(文=桃田健史(IPN))


ブッシュシリーズ2戦目のサム・ホーニッシュJr.は、わずか20周でリタイヤ。ネクステルカップとダブルエントリーしたファン・パブロ・モントーヤは、ブッシュシリーズでは14位でフィニッシュした。

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