【ダカール2007】通算12勝目、7連覇を目指し、三菱チームがパリで体制発表

2006.11.22 自動車ニュース

【ダカール2007】通算12勝目、7連覇を目指し、三菱チームがパリで体制発表

三菱自動車のモータースポーツ統括会社MMSPは、2006年11月15日、パリ市内のセーヌ川船上で、2007年のダカール・ラリー(1月6〜21日)参戦のチーム体制発表会を行った。

■増岡、20回目のダカール

今回でダカール参戦25回を数える三菱は、四半世紀の経験とノウハウを注ぎ込み、ドライバー&マシンとも万全の体制で、通算12勝、7年連覇に挑む。


今大会でダカール参戦20回目を数える増岡浩。

ドライバーは前回と同じ顔ぶれ。クラッシュ&リタイアで次こそ3勝目と期待がかかる増岡浩を筆頭に、連覇を狙うリュック・アルファン(フランス)、3連覇をほぼ手中に収めながら勝利を逃したステファン・ペテランセル(フランス)、そして、ニ輪から四輪に転向した2年目で3位表彰台に上がった期待の若手、ホアン・ナニ・ロマ(スペイン)というエース揃いの4名だ。

1987年の初参戦以来、今回が20回目のダカールとなる増岡は、「20回目だからといって、何か特別なことを用意してはいないけど、やっぱり優勝で飾れたらいいね。ミスなく確実にゴールしたい。そうすれば、結果はあとから必ずついてくる」とコメント。
「優勝を期待されているプレッシャーはない。むしろ、それだけ周囲に応援されているということ。励みになるよ」と、慎重ながらも照準は表彰台の中央に定めている感じだ。


ニ輪で6度、四輪で2度総合優勝しているステファン・ペテランセル(左)とナビゲーターのジャン=ルイ・コトレ。

■「まるで乗用車みたいに運転しやすい」

一方、ハード面では、新型「パジェロエボリューション」(MPR13)を投入。新設計の一体構造フレームの採用や、空力、エンジンなどの各部を改良、低重心化により操縦性が大幅にアップしたという。

11月5〜10日の「UAEデザートチャレンジ」では、ステファン・ペテランセルのみが先行して新型をドライブ。初日に砂丘でジャンプした際、マシンにダメージを負ったが結局2位でゴールできた。
「メカニカルトラブルは一切なし。フィーリングがとてもよく運転しやすい。バランスもいいし信頼性も高いよ。目標はもちろん優勝だ」とペテランセルは自信満々だ。

6月と9月にモロッコでテストを行うなど、これまで1万2000kmを走行。ダカールでは、全ドライバーがこのニューマシンで出場する。

「新型車はまるで乗用車みたいに運転しやすい。重心が低く、思うように動いてくれる。グリップもよく横滑りもしないから、パンクのリスクも下がるはず。空力も5%上昇したので、その分最高速も上がるだろう」と、増岡も好感触を得ているようだった。

■チーム体制(ドライバー/ナビゲーター)

ステファン・ペテランセル/ジャン=ルイ・コトレ
増岡浩/パスカル・メモン
リュック・アルファン/ジル・ピカール
ホアン・ナニ・ロマ/ルーカス・クルス

(文と写真=野口友莉(YUYU))

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