モントーヤ2戦目は28位、NASCARでの賞味期限は「来年一杯」!?

2006.11.07 自動車ニュース

モントーヤ2戦目は28位、NASCARでの賞味期限は「来年一杯」!?

ファン・パブロ・モントーヤのNASCAR移籍後の2戦目が、2006年11月4日、米テキサス州テキサス・モータースピードウェイで行われた。参加レースは先週のデビュー戦と同じブッシュグランドナショナルシリーズだ。

■ノンキな見方、焦るチーム

今回のコースは、先週のショートオーバル(1周0.75マイル=約1.0km)とは違い、超高速の1.5マイル(約2.4km)のハイバンクオーバル。「元F1ドライバーの実力発揮か?」とモントーヤ大活躍への期待が高まった。

43台フルグリッド中予選10番手につけたモントーヤは、ペースラップ中にマシン調整のためにピットイン。最後尾から追い上げるも、トップグループにからむことは一度もなく、トップのケビン・ハービックの3周遅れとなる28位でフィニッシュした。

NASCAR関係者の多くは、モントーヤに対して「フォーミュラカー上がりがNASCARマシンに慣れるには相当時間がかかって当然」というノンキな見方が多い。
しかし、モントーヤが所属するチップ・ガナッシ・レーシングは「一刻も早くNASCARで実績をあげないと、モントーヤの商品価値が下がる」という焦りもあるだろう。

“CARTチャンピオン”、“F1トップドライバー”という輝かしいバックグラウンドにも関わらず、事実上ネクステルカップの前座レースであるブッシュグランドナショナルで下位に沈むザマは、スポンサーに対してもファンに対してもカッコが悪い。

近年NASCARで、アメリカンフォーミュラカーからの移籍で成功したドライバーは、トニー・スチュワートだけ。アル・アンサーJr.、クリスチャン・フィッティパルディなどは、「NASCARマシンの動きは奇妙。肌に合わない」と早々に撤退した経緯がある。
またCARTから以前クラフトマントラックシリーズに参戦した服部茂章も、「レース中のタイヤの(効果的な)使い方がインディカーとはまったく違う」と戸惑いを見せていた。

モントーヤは、ブッシュグランドナショナルシリーズの今年残り2戦(フェニックス、アトランタ)に参戦予定。2007年はネクステルカップシリーズにフル参戦する。
だが、新旧交代が激しいNASCAR界にあって、モントーヤの賞味期限は事実上「来年一杯」。
イバラの道であることは百も承知でNASCAR移籍を決意したモントーヤだが、さあこれからどうする!?

(文=桃田健史(IPN))

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