“ホビーヨンク”がアメリカでブーム〜なぜ4WDが売れているのか〜

2006.10.31 自動車ニュース

“ホビーヨンク”がアメリカでブーム〜なぜ4WDが売れているのか〜

アメリカはいま、SUVの小型化=ダウンサイジングの流れにある。「フォード・エクスプローラー」などV8搭載のSUVの力が衰え、「ホンダ・パイロット」「トヨタRAV4」などのV6/直4モデルがよく売れるというのだ。

■オフロードへの憧れ

さらに詳しく見ていくと、V6/直4SUVではAWD(4輪駆動車)の販売比率が上昇傾向にある。
これは、降雪地帯のアメリカ北部での“生活ヨンク”需要が上がっているのではなく、カルフォルニア、アリゾナ、テキサス、ジョージアなど西部、中西部、南部の雪の降らないエリアでの需要増が大きな要因だ。

これはすなわち「オフロードへの憧れ」需要。つまり、「AWDって、なんとなーくカッコいい」というファッション感覚で売れているということなのだ。SUVを実用としてみるのではなく、ホビー(趣味)として遊ぼうというトレンドが大きくなっている。

要は各メーカーが仕掛けているのだが、北米日産の米国人マーケティング関係者は、「ダートレースをやっているピックアップトラックでは、AWDが売れるようになりました。ミドサイズSUVではレース活動はしていませんが、イメージ戦略でAWDを仕掛けています」と言う。

フォードでも同社ウェブサイトで、新型V6SUVの「エッジ」について、大手調査会社のJDパワーの調査を引用し、「今後、AWD需要は確実に増える」と公表している。さらにトヨタでは、いかにも趣味系の「FJクルーザー」(もちろんAWD)が販売好調だ。

今後は趣味性の高い“ホビーSUV”(筆者の造語)が、ミドサイズSUV全体のAWD化をさらに推し進めることになるだろう。

(文=桃田健史(IPN))

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