「ピエゾ式インジェクターってなに?」

2006.10.14 クルマ生活Q&A エンジン

「ピエゾ式インジェクターってなに?」

「メルセデス・ベンツE320 CDI」の日本発売などで、ディーゼルエンジンの話題が多くなっています。そこで、よく聞く「ピエゾ式インジェクター」というのは、一体どのようなものなのでしょうか?
(東京都YTさん)

お答えします。ピエゾ式インジェクターとは、燃料噴射の開閉に「ピエゾ素子」というものを使用したインジェクターで、主にコモンレール式直噴ディーゼルエンジンに用いられています。

特徴として、従来の「電磁ソレノイド式」の開閉制御より、2倍から4倍近くの速さで制御できるということがあげられます。1回の行程で、燃料噴射をより精密に計量することができ、燃焼状態を最適に近づけられます。年々クリーンな排出ガスが要求される昨今では不可欠なものといえるでしょう。

ピエゾ素子は「圧電素子」ともいわれており、電圧によって伸縮するという性質を持っています。このような性質を利用するため、従来のメカニカルな電磁ソレノイド式より耐久性も高いといわれています。

ピエゾ式は、自動車に限らず、インクジェットプリンターなど身近な製品でも使われています。まだまだ値段が高いため、高級なクルマから使われはじめていますが、これからコストが下がれば、一般的なディーゼルエンジン車などにも使われるようになり、人気に拍車がかかることでしょう。