ホンダ参入で、北米ディーゼルバトル始まる!?

2006.09.27 自動車ニュース

ホンダ参入で、北米ディーゼルバトル始まる!?

本田技研工業は、2009年までに北米市場に新型ディーゼルエンジンを投入すると発表した。これは既存の(北米市場での)ディーゼル投入メーカーにとって、大きな刺激になることは間違いない。

現在、北米での乗用車ディーゼルは、「メルセデス・ベンツE320CDI(3.2リッター直6ターボ)」「VWジェッタTDI(1.9リッター直4ターボ)」など、まだまだ少数派だ。

また1980年代には「メルセデス・ベンツ300SD/TD」の人気により、ディーゼルには“ヨーロピアンな上級さ”のイメージが定着したのだが、近年では、庶民の描くディーゼルのイメージは、「フォードF350」など業務用ピックアップトラックが主流になっている。

こうしたディーゼルへのネガティブなイメージの打破に最初に乗り出したのが、ダイムラー・クライスラー社だ。3年程前から、(当時まだブームだった)スポコン系の日系改造車と「E320CDI」を公道でバトルさせるイメージビデオを製作するなど、庶民へのディーゼル普及に熱心だった。
今後は、新型3リッターV6ターボ(E320CDI日本仕様に搭載)を「クライスラー300C」「ジープ・チェロキー」などの人気車種に搭載し、“速くてクリーンなディーゼル”をプロモートしていく目論みだ。

一方アウディは、耐久レースのアメリカン・ルマン・シリーズに出場、V12ディーゼルターボ搭載「R10」で連戦連勝中である。そのレース現場には「A4」「Q7」のTDI(直噴ディーゼル)車を展示して、近年中の北米導入を示唆している。
VWグループとしては今後、様々な北米車種にTDIラインアップを増やしていく模様である。

ホンダからはまだ、正式にどの車種にディーゼルを導入するかの発表はないが、生産コスト面で考えれば欧州仕様と同様の、新型「CR-V(2.2リッター)」「アコード(同)」への採用が無難な線だろう。
また、欧州勢の“速いディーゼル”のイメージに対抗するには、3リッター級ターボを「アキュラTL」「MDX」などに設定することも考えられる。

ホンダの参入で北米市場で熾烈なディーゼルバトルが始まるだろう。

(文=桃田健史(IPN))

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先日日本でもリリースされた「メルセデス・ベンツE320CDI」

先日日本でもリリースされた「メルセデス・ベンツE320CDI」

「アウディQ7」

「アウディQ7」

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