ガソリン代はもっと下がる? アメリカンSUV販売復調の可能性は?

2006.09.22 自動車ニュース

ガソリン代はもっと下がる? アメリカンSUV販売復調の可能性は?

2006年8月から9月にかけて、全米のガソリン小売価格が下落傾向にあった。
カルフォルニア州ロサンゼルスでは、レギュラーガソリン1ガロン(約3.785リッター)当たり3ドルの大台を割り込み、テキサス州ダラスでは同2ドル50セントを下まわることもあったのだ。

これは、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)の原油先物標準油種WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエイト)の下落に連動しているためだ。

アメリカでは夏の行楽シーズンに一般家庭の自動車を使用する頻度が増し、需要と供給のバランスからガソリン価格が上がる傾向にある。また、昨年の「カトリーナ」のような大規模ハリケーンの上陸も懸念されていた。
だが幸運にも、こうしたネガティブな要因は発生せず、結果的に原油価格の下落→ガソリン小売価格の下落が続いている。

こうなると、“ガスギャズラー”(ガソリン大食い車)と称され、庶民から敬遠されるようになったフルサイズSUVやフルサイズピックアップトラックの販売が復調するのか? そして、日系メーカーが相次いで投入したBセグメントたちに向かい風が吹くのだろうか?

アメリカの自動車関連ジャーナリスト数人に意見を求めると、「庶民は皆、またすぐ(ガソリン小売価格が)上がってくると思っているだろう」「ダウンサイジングの流れは当分続く」といった声が主流だった。

ビッグ3と日系各社は現在、フルサイズSUVなどの大型車に長期0%ローンや大幅値引きなどを設定し、販売台数低下を食い止めようと必死だ。
アメリカ庶民はガソリンスタンド前の数字を睨みながら、次に買うクルマの品定めをしている。

(文=桃田健史(IPN))

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