「シェルビーGT500」はフォードの救世主になれるか!?
2006.09.21 自動車ニュース「シェルビーGT500」はフォードの救世主になれるか!?
フォードの新しい顔に、「シェルビーGT500」が決定した。「フォードGT」をメインカーとして繰り広げていたフォードのハイパフォーマンスイメージのテレビCM。フォードGTの生産中止にともない、シェルビーGT500がその座を引き継ぐことになった。
1960年代、フォードのレーシングチームマネージャーとして活躍した、キャロル・シェルビー氏。その後独立して、「シェルビーコブラ」「シェルビーGT350/500」などを発売し、ワークス系チューニングカーの草分け的存在となった。
新型フォード・マスタングでも、シェルビー社のアドバイスを受け、フォードのハイパフォーマンスブランド部門「SVT」(スペシャル・ビークル・チーム)がシェルビーGT500を生産している。
5.4リッターV8 DOHCに米イートン社製ルーツ式スーパーチャージャーを搭載し、最高出力はその名のとおり500psだ。
全米でリリースされている同車、既にプレミアムがついて、ディーラーの店先に吊るしで販売されていることはまずないという。
最近のフォードは、フルサイズSUV/ピックアップトラックの販売不振が強く影響し、リストラ案の大幅拡大、大規模な工場閉鎖、株価下落など暗いニュースが多い。そんななか、先日ボーイング社からヘッドハンティングした新CEOアラン・ムラリー氏が、いかなる手腕を見せるか注目される。
シェルビーGT500、文字どおりの“フルパワー”で次世代フォードを引っ張っていくのか?
(文=桃田健史(IPN))
![]() |
![]() |
あなたにおすすめの記事
新着記事
-
第497回:ダウンサイズ&ミニマル志向のキャデラック 新型クロスオーバー「XT4」を解説する
2018.4.21エディターから一言ニューヨークオートショー2018で、キャデラックは新型クロスオーバー「XT4」を世界初披露した。同ブランドの新世代戦略の皮切りに位置付けられるXT4の見どころとは? ショー開幕前夜に開催されたプレビューの模様をまじえて、詳しく解説する。 -
ホンダ・クロスカブ110(MR/4MT)【レビュー】
2018.4.21試乗記ビジネス用途の「スーパーカブ」をベースに開発された、ホンダの小型バイク「クロスカブ」。その最新型は、「単なるバリエーションモデル」と割り切れない、独自の魅力を持っていた。 -
第550回:伝えたいことはボディーに書いちゃえ!? iPhoneや飛行機になりたかった(?)クルマたち
2018.4.20マッキナ あらモーダ!30年前のジウジアーロのコンセプトカーから、ボルボの最新の電動化モデルまで。クルマのボディーにデザインされた“文字”には、デザイナーのどんな思いが込められている? 大矢アキオが考えた。 -
メルセデス・ベンツE200カブリオレ スポーツ(FR/9AT)【試乗記】
2018.4.20試乗記新型「メルセデス・ベンツEクラス カブリオレ」に試乗した。“先代よりも大きく広くなった”とはいえ、セダンと比べると実用性では大きく劣るのがオープントップモデルの宿命。過去に3台のオープンモデルを乗り継いできたリポーターは、どこに価値を見いだした? -
第169回:悲劇の真実を世界に伝えたキア・ブリザ 『タクシー運転手~約束は海を越えて~』
2018.4.20読んでますカー、観てますカー実在の人物をモチーフに、韓国現代史上最大の悲劇となった光州事件を描く『タクシー運転手~約束は海を越えて~』を紹介。戒厳令下の言語統制をくぐり抜け、全世界に実情を伝えたドイツ人記者と、彼を乗せてタクシーを走らせた運転手の見たものは? -
祝! 生誕50周年 いまや希少な初代「ローレル」を振り返る
2018.4.20デイリーコラムメカニズムは当時のBMWを超えていた!? 1968年に生まれた初代「日産ローレル」はどんなクルマだったのか、生誕50周年を迎えたいま、詳しく解説する。