今度はスライドドア付き、三菱の軽「eKワゴン」「eKスポーツ」フルモデルチェンジ

2006.09.13 自動車ニュース
 

今度はスライドドア付き、三菱の軽「eKワゴン」「eKスポーツ」フルモデルチェンジ

三菱自動車は、売れ筋軽「eKワゴン」「eKスポーツ」をフルモデルチェンジし、2006年9月13日に発売した。


【写真上】「eKワゴン」
【写真下】「eKスポーツ」
 

■イメージ踏襲、「電動スライドドア」で差別化

2001年10月発売の軽自動車「eKワゴン」。シンプルな内外観、立体駐車場に入れられる1550mmの車高、そして足グルマとしての機能性をセリングポイントとしたセミトールワゴンは、隠れた(?)人気商品として成長してきた。

ターボなどを載せスポーティにした「eKスポーツ」、シックな内外装と上質さを謳う「eKクラッシィ」、文字どおり活動的なイメージを与えた「eKアクティブ」と次々と派生車種を登場させ、これまでシリーズ全体で48万台以上を販売したという。
また2005年6月には「日産オッティ」としてOEMをスタートさせ、縁の下から台所を支えた。


発表会場には、CMキャラクターの江角マキコさんも姿を見せ、キメの“スライドドア”ポーズを披露した。
 

2代目最大のポイントは、「ボンネット型軽乗用車で初」という電動スライドドアを後部左側に採用したこと(一部グレードに標準装備)。
そのほかは基本的に先代からのキャリーオーバーとなるが、ユーザー調査に加え子供会でのお母さんへのアンケート調査、スーパーなどの駐車場での行動観察、獣医からのヒアリングなどを実施し、幅広い顧客へアピールすべく、改良を加えたという。

エンジンは、「eKワゴン」「eKスポーツ」に搭載されるNAと、eKスポーツのみで選べるインタークーラー付きターボの2種類。トランスミッションは、eKワゴンが5MT、3AT、4AT、eKスポーツは4ATのみの設定となる。各グレードにFFと4WD両方が用意される。



 

価格は、eKワゴンが91万3500円から137万9700円まで、eKスポーツは136万5000円(FF)と148万4700円(4WD)となる。月の目標販売台数はシリーズで6000台だ。

なお既に日産へのOEM供給継続が決まっているため、後日オッティも一新される見込みである。


両手に荷物を抱えた「ママ」と「子供」、さらにペットの犬が登場して、スライドドアの使いかたを実演。
 

■小さなボディにスライドドアを付けるため

同じ三菱軽でも「i」ほど奇をてらっていないeK。デザインも相変わらずシンプル極まりなく、万人受けする衣装で先代のイメージを踏襲した。
サイズも不変、つまり立駐に配慮した高さも同じ。全長×全幅×全高=3395×1475×1550mm、ホイールベース=2340mmだ。

一番の特徴、電動スライドドアは、一部グレードの後席左側にのみ備わる。
小さなボディにスライドドアを付けるための工夫として「インナーレール式」を採用。そもそも全長が短いゆえ、レールが剥き出しになる「アウターレール式」だとドア開口部を十分にとることができない。そこでドア側にレールを設け、実開口幅約530mm、高さ1005mmという口を実現させたという。


後席左側のヘッドスペース。スライドドアのインナーレール分、室内には張り出しができる。
 

なお、同装置がどれほど車内へ侵食しているかは気になるところ。リリースには「充分なヘッドスペース」と書かれているが、これは実車でチェックしたい。
スライドドア開閉は、運転席のスイッチ、センターピラー上に取り付けられた後席室内スイッチ、内外のドアハンドル、そしてリモコンでも可能。両手を荷物でふさがれていても開け閉めできるから、奥さん便利でしょう?というわけ。

もちろん、スライドドアゆえの安全面での配慮もされており、半ドアを引き込むスライドドアイージークローザー機能、挟み込み防止機能、チャイルドプロテクションなどが用意される。



 

■エンジンはキャリーオーバー

インテリアも、センターメーターのインパネなど見かけは大きく変わっていないが、シフトノブをコラム式ではなくインパネ式にしたのが最大の違いだろう(MTはフロア式)。同タイプのシフトは三菱軽初とか。足踏み式パーキングブレーキと組み合わせ、前席間の移動を容易なものとした。前後ともベンチシートで、フロントは6:4のセパレートタイプである。
eKスポーツは、ブラックモノトーン系内装として差別化を図り、オプションでレカロシートも選べるようにした。


ekスポーツ「R」に搭載される、インタークーラー付きターボエンジン。
 

エンジンは先代同様「3G83」という型式で、NA=50ps、6.3kgm、ターボ=64ps、9.5kgmというアウトプットも変わらない。
燃費は、10・15モードで21.5km/リッターが最高……だがこれはMT+FFモデルの値で、3AT+FFでは19.4km/リッターとなる。

(webCG 有吉)



 


【carscope】三菱eKの写真はこちら

三菱自動車:
http://www.mitsubishi-motors.co.jp/

この記事の大きな画像を見るためには、画像ギャラリーをご覧ください。

eKワゴンの他の画像を見るためには、写真一覧をご覧ください。

関連記事
  • 三菱eKカスタムT Safety Package(FF/CVT)【ブリーフテスト】 2015.12.22 試乗記 発売から約2年を経て、燃費、走り、装備、デザインと全方位的な大幅改良を受けた「三菱eKワゴン/カスタム」。競争が激化する軽市場において、独自の存在感をどれだけ示せるか。絶対的な性能だけではなく、市場における“立ち位置”も含めてチェックしてみた。
  • マツダが「ロードスターRF」の予約受け付けを開始 2016.11.10 自動車ニュース マツダがリトラクタブルハードトップのスポーツモデル「ロードスターRF」の予約受け付けを開始した。ルーフの開閉は、ロックの解除も含めボタンひとつで操作可能。ロードスターとしては日本初導入の2リッターエンジンも特徴となっている。
  • 三菱eKスペース カスタムT e-Assist(FF/CVT)/eKスペースG e-Assist(FF/CVT)【試乗記】 2015.5.26 試乗記 三菱が軽スーパーハイトワゴン「ekスペース」に年次改良を実施。燃費の改善やカラーバリエーションの追加など、細部にわたり改良が施された同車の実力に触れるとともに、解決すべき課題を探った。
  • 三菱eKワゴンG(FF/CVT)/eKカスタムT(FF/CVT)【試乗記】 2013.6.26 試乗記 軽トールワゴンという激戦区に、満を持して登場した「eKワゴン」。このジャンルを切り開いた三菱自動車の“期待の星”は、何を武器にライバルと戦うのか。
  • トヨタ、「マークX」をマイナーチェンジ 2016.11.22 自動車ニュース トヨタ自動車は2016年11月22日、FRセダン「マークX」にマイナーチェンジを実施し、販売を開始した。“洗練された格好良さと遊び心を両立した大人のスポーティセダン”をテーマとして、フロントを中心にデザインが一新されている。
ホームへ戻る