【Movie】「フィット」の弟分? 「ホンダ・モンパルML200」試乗(後編:販売競争以外の“狙い”)

2006.08.18 自動車ニュース
【Movie】「フィット」の弟分? 「ホンダ・モンパルML200」試乗(後編:販売競争以外の“狙い”)

【Movie】「フィット」の弟分? 「ホンダ・モンパルML200」試乗(後編:販売競争以外の“狙い”)

ベストセラー「フィット」のデザイナーが手がけた、最新の電動車いす「ホンダ・モンパルML200」。見た目も機能もスキのなさそうな製品だが、課された責任も大きいという。


【写真上】小回りは得意中の得意。そのぶん内輪差が大きい点だけは、慣れが必要だ。
【写真下】見ているほうがヒヤヒヤしてしまう「橋わたり」。こうした際どい状況で、フロントタイヤの見切り性能が活きてくる。

【Movie】「フィット」の弟分? 「ホンダ・モンパルML200」試乗(後編:販売競争以外の“狙い”)

■狙うは「電動車いす」のインフラ整備

(前編からのつづき) いま「電動車いす」の世界でトップを走るのは、市場開拓者のスズキで、そのシェアなんと40%以上。対するホンダは5%程度に過ぎないから、「モンパルML200」にかける期待は当然大きい。ただ、開発メンバーにとっての狙いは、販売競争だけではないらしい。

実は電動車いすのインフラはまだ未熟で、将来的に製品が社会に根付かない可能性もあるというのだ。「社会の認知」を得て環境の整備を促すには、もっともっと製品を「路上で認知」させなければならない。
斬新なデザインを纏うのは、既存の「電動車いすユーザー」にアピールするためだけでなく、世の万人にその存在を知ってもらいたいからでもあるのだ。


上級グレードである「デラックスタイプ」のシートは、左右90度まで回転する。乗り込みが楽なのはもちろん、たとえばテーブルに横付けして食事できるなど、いろいろと便利。

【Movie】「フィット」の弟分? 「ホンダ・モンパルML200」試乗(後編:販売競争以外の“狙い”)

さて、まるでアスレチックコースのような試乗会場を軽く走り抜けてしまった「モンパルML200」。乗り心地は快適そのものだし、フォークリフトのような旋回性に、上りでも速度が落ちないという新開発モーターの登坂能力……やはりコレって、コウキュウシャなんですかね?

気になる価格は、家庭用コンセントから8時間の充電で16km走れる「スタンダードタイプ」が32.8万円で、25kmのスタミナと買い物カゴなどオプション装備がウリの「デラックスタイプ」は37.8万円。
このクラスの電動車いすとしては相場なのだそうだが、決して安い買い物ではないだけに、9割が“どうせなら”の後者を選ぶという。

はじめて触れた電動車いすの実力は、ちょっと嬉しいカルチャーショック。将来にわたって、多くのひとがよいクルマならぬ電動車いすで素敵な第ニのカーライフを送れるよう、この勢いで製品開発を続けていって欲しいと思った。

(webCG 関)




【Movie】「フィット」の弟分? 「ホンダ・モンパルML200」試乗(後編:販売競争以外の“狙い”)


【Movie】これが、最新「電動車いす」の走り!
スタイリッシュな「ホンダ・モンパルML200」は、実際にどう動くのか? 試乗会場の様子からごらんください。

本田技研工業「モンパルML200」:
http://www.honda.co.jp/monpal/

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