モデル末期でもお構いなし、アメリカで「カローラ」が大人気なワケ

2006.08.10 自動車ニュース

モデル末期でもお構いなし、アメリカで「カローラ」が大人気なワケ

アメリカでいま、「トヨタ・カローラ」が売れに売れている。2006年7月の月間販売台数は、4万1892台。これは前年同月比のプラス42.3%(!)という大躍進である。

■大ブレイクしている理由はただひとつ

北米トヨタのウェブサイト(http://www.toyota.com/)でも、トップページに「カローラ」が大写しになるなど、同車への注目度はウナギ上りだ。

しかし、よく考えてみればカローラ、もうすぐ10代目へとフルモデルチェンジされる。つまりいま売れているのは、モデル末期版なのだ。

では、北米各地のトヨタ店が在庫一掃処分の大安売りをしているかと思えば、さにあらず。あくまでも、適正価格と適正リベート(トヨタ本部が一律に負担する顧客への割引額)で販売されているのだ。これは、日本では考えられない現象だ。

一般的に日本でのクルマの売れ方は「新車効果」と呼ばれ、フルモデルチェンジ直後は売れるが、短期間のうちに販売台数は急激に落ちる。その後は特別仕様、マイナーチェンジを受けながら6年前後のモデルライフを生き抜くのが常識とされている。

いま、モデル末期カローラが大ブレイクしている理由はただひとつ。ガソリン価格の高騰による“クルマのダウンサイジング”だ。
巨大SUVブームは急激に冷め、「シボレー・サバーバン」からカローラへの買い替えすら珍しくなくなった。カローラの販売ペースがこのまま続けば、「カムリ」と並んで年間販売台数40万台級の大台に手が届きそうだ。

(文=桃田健史(IPN))

モデル末期でもお構いなし、アメリカで「カローラ」が大人気なワケの画像
関連記事
  • ホンダ・グレイスHYBRID EX(FF/7AT)【試乗記】 2014.12.15 試乗記 ホンダから久しぶりに5ナンバーサイズのセダンが登場した。「グレイス」の売りは、手ごろなサイズのボディーでありながら、アッパーミドルクラス並みの居住性が備わること。また、ハイブリッドパワーユニットを搭載し、34.4km/リッターという低燃費を実現したのも自慢だ。最上級の「HYBRID EX」グレードに試乗し、その「セダン力」を探った。
  • スバル・インプレッサG4 1.6i-L EyeSight(4WD/CVT)【試乗記】 2017.5.10 試乗記 “素のグレード”の出来栄えにこそ、そのモデルの実力が表れる。スバルのCセグメントセダン「インプレッサG4」のエントリーモデル「1.6i-L EyeSight」に試乗。その走りや装備の充実度、静的質感などを通して、スバルの最新モデルの地力に迫る。
  • ダイハツ・ムーヴ キャンバスX“リミテッド メイクアップ SA II”(FF/CVT)【試乗記】 2016.11.16 試乗記 ダイハツから、「タント」より少し背の低い“ミニバス”「ムーヴ キャンバス」が登場。「置きラクボックス」や「パノラマモニター」を初採用した新型軽の印象は? ストライプスカラーが映える「X“メイクアップ リミテッド SA II”」に試乗した。
  • トヨタ・プリウスA“ツーリングセレクション”(FF/CVT)/プリウスE(FF/CVT)【レビュー】 2016.1.22 試乗記 ハイブリッドカーの先駆けである「トヨタ・プリウス」が4代目にフルモデルチェンジ。シリーズ最高で40.8km/リッター(JC08モード)という燃費性能や、このクルマで初採用されたトヨタの次世代技術「TNGA」など、話題満載の新型の走りをリポートする。
  • ホンダ・グレイスHYBRID EX(FF/7AT)【試乗記】 2015.1.30 試乗記 ホンダ久々の5ナンバーセダンにして、ハイブリッド専用車の「グレイス」。ホンダが主張するとおり、「フィット」よりいでて「アコード」の価値を提供するコンパクトセダンに仕上がっているのだろうか。FFの最上級グレードに試乗した。
  • トヨタ・クラウンマジェスタ/SAI/カローラ アクシオ ハイブリッド【試乗記】 2013.10.11 試乗記 フルモデルチェンジでモーターアシストを得た「クラウンマジェスタ」など、タイプの異なるトヨタの最新ハイブリッドセダン、3モデルに試乗。それぞれの仕上がりを報告する。
  • トヨタ・クラウン ハイブリッド ロイヤルサルーンG(FR/CVT)【試乗記】 2013.5.9 試乗記 これまでのユーザーを驚かすフロントマスクと、ハイブリッドシステムの本格導入が注目される新型「クラウン」。このクルマが持つ根源的な魅力について、雨の箱根で考えた。
  • 第412回:歴史を作った高級セダン
    初代「スカイライン」の素顔に迫る
    2017.5.13 エディターから一言 今年誕生60周年を迎えた「日産スカイライン」。誕生月である4月には記念イベントも開催された。では、その原点となる初代スカイラインは、どんなクルマだったのだろうか? 歴史を作った名車の実像について、詳しくリポートする。
  • ホンダが改良型「グレイス」の情報を先行公開 2017.5.11 自動車ニュース 本田技研工業は2017年5月11日、同年7月上旬にマイナーチェンジを予定しているコンパクトセダン「グレイス」に関する情報を、ホームページで先行公開した。今回のマイナーチェンジでは、先進の安全運転支援システムと、内外装のリフレッシュが実施される。
  • ホンダがマイナーチェンジ版「フィット」の情報を先行公開 2017.5.11 自動車ニュース 本田技研工業は2017年5月11日、同年6月下旬にマイナーチェンジを予定しているコンパクトカー「フィット」に関する情報を、ホームページで先行公開した。先進安全運転支援システムを採用したほか、エクステリアがよりスポーティーにリフレッシュされる。
ホームへ戻る