米フリーウェイ最高速度を引き上げへ、いずれは無制限か?

2006.08.04 自動車ニュース

米フリーウェイ最高速度を引き上げへ、いずれは無制限か?

このところ、アメリカ各地のフリーウェイで、最高制限速度の見直しが行われている。それも上限を引き上げているのだ。
時速65マイル(104km/h)が70マイル(112km/h)になる地域が多いが、現在最速の設定はテキサス州で、75マイル(120km/h)が80マイル(128km/h)になった。

こうした動きには賛否両論ある。ドライバーサイドからすれば、移動時間が短縮できる。米国中西部には人口が少なく、かつ見通しのいい真っ直ぐな道が続く地域も多く、最高制限速度アップは移動には効率的だという意見がある。

対して反対派は環境問題を持ち上げる。ガソリン消費量は必然的に上昇するとなれば、現在のエコな流れに逆行することになるだろう。さらに、このガソリン小売価格高値の昨今、“飛ばしたくても飛ばせない”ドライバーも、反対を後押しする。

そんななか、独アウトバーンと同様に「速度無制限」の採用を唱える人もいるのだ。たしかにすべてにおいて自己責任を主張するアメリカならば、走行速度も自己管理すればいい、とも感じられる。市街地近辺も独アウトバーンにならって、時速55マイル(100km/h)前後での制限区間を設ければいいだろう。

ここ10年で、全米のフリーウェイと一般路の最高制限速度は着実に上昇している。近い将来、速度無制限について本格的に協議されることが現実になるかもしれない。

(文と写真=桃田健史(IPN))

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