【F1 2006】第11戦フランスGP、シューマッハー今季4勝目、アロンソとのポイント差は……

2006.07.17 自動車ニュース

【F1 2006】第11戦フランスGP、シューマッハー今季4勝目、アロンソとのポイント差は……

F1世界選手権第11戦フランスGP決勝が、2006年7月16日、フランスのマニクール・サーキット(4.411km)を70周して行われた。

GP誕生100周年にわくフランスで、ミハエル・シューマッハー(フェラーリ)がポールポジションから完勝。アメリカGPから2連勝、今シーズン4勝目、通算88勝目を飾った。シューマッハーにとっては、通算150回目の表彰台となる。

2位はチャンピオンシップリーダーのフェルナンド・アロンソ(ルノー)。ランキング2位のシューマッハーとのポイント差は19点から17点に縮まった。

3位はシューマッハーのチームメイト、フェリッペ・マッサ(フェラーリ)。スタートでアロンソの前に出てルノーの頭を抑え、シューマッハーを援護したが、ピットストップ作戦でアロンソに破れ3位でゴールした。

以下、4位ラルフ・シューマッハー(トヨタ)、5位キミ・ライコネン(マクラーレン・メルセデス)、6位ジャンカルロ・フィジケラ(ルノー)、7位ペドロ・デ・ラ・ロサ(マクラーレン・メルセデス)、8位ニック・ハイドフェルド(BMWザウバー)らがポイントを獲得した。

ホンダは、ジェンソン・バトン、ルーベンス・バリケロともにメカニカルトラブルでリタイアした。

スーパーアグリ・ホンダにとっては、暫定マシン「SA05」最後のレース。佐藤琢磨はマシン不調で早々にリタイア。母国GPで(とりあえず)最後のレースとなったフランク・モンタニーはトップから3周遅れ、16位でフィニッシュした。

■すべてはスタートで決まった

暑い夏を迎え、フェラーリとブリヂストンのマッチングが当たりだしてきた。前戦アメリカGPで快勝したフェラーリは、ここフランスでも好調さを維持。予選ではシューマッハーが今年4回目のポールポジションを獲得、マッサも3度目の2番グリッドを得て、フェラーリが2戦連続フロントローを独占した。

対するアロンソは3番グリッド。紅い壁に風穴を開けるべく、スタートの一瞬に勝負をかけた。
シューマッハーは順調に1コーナーへ。まずはとにかく2位マッサを駆逐したいアロンソがフェラーリに並びかけるが、追い抜くには至らず。この時点で、勝負は決まったといっていい。

2位マッサが3位アロンソのペースを抑え、シューマッハーが先行……ここでアロンソ&ルノーは、メジャーな3ストップから2ストップに変更し、ピットストップでマッサを料理することに作戦変更。1位が無理なら2位を得て被害を最小限にという考えだ。

結果、1位シューマッハーと2位アロンソとのポイント差は2点“しか”縮まらなかった。残り7戦、アロンソはシューマッハーに対し17点リードしている。シューマッハーの8度目のチャンピオン獲得に必要なのは、チームメイトの援護=フェラーリ1-2フィニッシュである。前戦アメリカでその目論見は成功したが、今回はそうはいかなかった。一進一退のチャンピオンシップ攻防戦が予想される。

次戦はドイツGP。決勝は7月30日だ。

(webCG 有吉)


地元で期待のかかったルノー&ミシュランのマッチングは、フェラーリ&ブリヂストンにかなわず。アロンソ(写真)2位、ジャンカルロ・フィジケラは6位どまりだった。(写真=Renault)


ファン・パブロ・モントーヤの突然の離脱で、ペドロ・デ・ラ・ロサ(右)がキミ・ライコネン(左)のパートナーに。昨年第3戦バーレーンGP以来の実戦で7位完走を果たした。ライコネンは5位。(写真=Mercedes Benz)


ブリヂストンユーザーのなかでフェラーリとともに復調の兆しを見せるトヨタ。ラルフ・シューマッハー(写真)は5番グリッドから2ストップで4位完走、チームは3戦連続でポイントを獲得した。いっぽうヤルノ・トゥルーリは、ブレーキペダルに違和感を覚え、レース続行が危険と判断、39周でリタイアした。(写真=Toyota)


スーパーアグリの鈴木亜久里代表(左)と話すのは、ホンダ・レーシング・ディベロップメントの和田康弘社長(右)。スーパーアグリは、暫定マシン「SA05」最後のレースで、フランク・モンタニー16位完走、佐藤琢磨クラッチトラブルでリタイア、という結果を残した。
絶不調のホンダは、ルーベンス・バリケロが13番グリッドから、ジェンソン・バトンは17番グリッドからスタートし両者リタイア。バリケロは「マシンの感触は悪くないし、バランスもいい。問題は全体的なスピード不足だけなんだよ」と指摘。突破口を見出せるのか?(写真=Honda)

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