「インフォメーション不足の電動パワステをなぜ使う?」

2006.07.15 クルマ生活Q&A その他

「インフォメーション不足の電動パワステをなぜ使う?」

電動パワステを採用するクルマが増えていますが、最近では改善されつつあるなどの評価も伺えるものの、あまり良い評判を聞きません。特にインフォメーション不足を指摘する声が多く見受けられます。ではなぜ電動パワステはインフォメーションが少ないのでしょうか? またそのような悪癖があるものを使うメリットはなんでしょうか?(愛知県STさん)

お答えします。まずインフォメーション不足ですが、これは電動パワステ特有の悪癖ではありません。電動パワステは油圧式のパワステに比べ、まだ発展途上の段階にあります。それゆえにモーターアシスト量の制御プログラムなどが未熟で、うまくアシストできていないだけなのです。つまりこれからデータが蓄積されていくことで、徐々に改善されていくものと思われます。ちなみに油圧式パワステも、出始めのころは軽さだけを追求していたようで、インフォメーションは足りないと感じました。

電動のメリットですが、まず細かい制御がしやすいということが挙げられます。バルブ開閉量を機械的にコントロールするよりも、きめ細やかなアシストを加えることができるのです。またエンジンからの動力を必要とせず、燃費向上に貢献できる点や、油圧の取り回しの必要がないことから容易に取り付けができることも大きいでしょう。さらにメンテナンスフリーであることも魅力の一つです。

現在のところはモーターのアシスト力が限られるため、軽自動車や小型車を中心に採用が進んでいます。しかし、これからモーターの出力が上がり細かい制御が可能になれば、大型車やスポーツカーにもどんどん使われていくことでしょう。