ペター、アライも登場---“スバラー”の夏祭り、梅雨空の晴海で開催

2006.07.03 自動車ニュース

ペター、アライも登場---“スバラー”の夏祭り、梅雨空の晴海で開催

2006年7月1日(土)、東京・晴海の晴海埠頭埋立地特設会場にて、「SUBARUスポーツミーティング3-TOKYO」が開かれた。

■約5000人の“スバラー”集結

「IMPREZA SPORT MEETING」として始まってから11回目、東京での開催は4年ぶりとなる「SUBARUスポーツミーティング」。これは、WRCで活躍するドライバーおよびマシンをはじめ、スバルの歴代モデルから最新モデルまでが勢揃いする、“スバリスト”あるいは“スバラー”のためのイベントである。

会場となる晴海埠頭埋立地は、かつて東京モーターショーが開かれていた国際貿易センターのあった、オールドファンには懐かしい場所。その後自動車用品の量販店が店を構えていたが、現在はそれもなくなり平地となっている。

なんでも2016年にオリンピックを誘致した際のスタジアム建設予定地となっているそうだが、小雨が降ったり止んだりの微妙な梅雨空にもかかわらず、その地に約5000人のファンが集まった。

■ソルベルグ、3年契約を発表

当日はさまざまなプログラムが用意されていたが、集まったファンのお目当ては、なんと言っても3人のスペシャルゲストである。

その3人とは、2003年のWRCチャンピオンにしてSUBARUワールドラリーチームのエースドライバーであるペター・ソルベルグ、昨2005年、日本人として初めてFIA公認の四輪モータースポーツの世界チャンピオンの座に輝いた、2005年PCWRC(プロダクションカー世界ラリー選手権)王者の新井敏弘、そして全日本ラリー選手権で活躍し、今年からPCWRCに参戦している鎌田卓麻。

3人は特設コースにおける迫力満点のデモランとトークショーで大いにファンを沸かせたが、そのトークショーのステージで新井選手が9月に北海道で開催されるラリー・ジャパンにWRカーで参戦すること、およびソルベルグ選手がスバルと2007年からの3年契約を結んだことが明らかにされた。それを聞いてファンの喚声が一段と高まったことは言うまでもない。

そのほかにもWRCに参戦しているチームクルーによるサービスショー、スーパー耐久選手権ドライバーによるデモラン&トークショー、スバル360に始まるヒストリックモデルの展示&デモラン、プロドライバーの駆る新型レガシィの同乗体験など、スバラーにとっては見逃せないプログラムが目白押しの、ひと足早い“夏祭り”だった。

■ペター、徹底してファンサービス

それにしても印象的だったのは、ファンサービスに徹底していたソルベルグ選手の人となり。
デモランではお得意の“ハコ乗り”をこれでもかと見せつけ、トークショーでは笑顔を振りまき、気の利いたコメントでファンを楽しませたと思ったら、抽選で1名だけにプレゼントする予定だったラリー・ジャパンのVIPパスを「自分がもう1枚分の費用を払うから」と、急きょ追加させるといったサプライズまで演出。

そして控室とステージの移動の間にも、極力サインを求めるファンの声に応える。来場者を同乗させての最後のデモランを終えたのち、新井、鎌田両選手に「おい、行こうぜ」とばかりに声をかけ、率先してファンの待つ場所に向かう姿には、“ファンあってのプロ”という自らの言葉を地で行くプロ根性を見た思いがした。

(文と写真=田沼 哲)


ソルベルグに負けじと派手にタイヤスモークを上げながらスピンターンをキメる新井選手。ナビシートには抽選で当ったファンが乗っているんだけど……。


トークショー風景。左から司会者、ソルベルグ選手、通訳を挟んで新井選手、そして鎌田選手。「スタッフがマシンの戦闘力を上げるべく日夜開発に励んでおり、9月のラリー・ジャパンは改良型で戦えると思う。期待してほしい」とのことだった。


ソルベルグとともにWRCを戦うメカニックによる、グラベル仕様からターマック仕様への変更作業を実演したサービスショー。


会場には20台近くのWRカーを模したレプリカも並んでいた。気合いの入ったレプリカに、外国からのファンも興味津々。


スバル360や(初代)R-2をはじめとするヒストリックモデルも16台を数えた。


フラット4エンジンを積んだ最初のモデルである“スバル1000”シリーズの最終発展型、1971年型スバルff-1 1300Gスポーツセダン。大きくロールしながらも元気に走っていた。

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