【F1 2006】第9戦カナダGP、アロンソ今季4回目のポール・トゥ・ウィン達成、ミシュラン通算100勝目

2006.06.26 自動車ニュース

【F1 2006】第9戦カナダGP、アロンソ今季4回目のポール・トゥ・ウィン達成、ミシュラン通算100勝目

F1世界選手権第9戦カナダGP決勝が、2006年6月25日、カナダはモントリオールのジル・ヴィルヌーヴ・サーキット(4.361km)を70周して行われた。

昨年、自らのミスでクラッシュ、リタイアしたカナダで、フェルナンド・アロンソ(ルノー)が4戦連続となるポール・トゥ・ウィンを達成。今シーズン6勝目、通算14勝目をあげた。シーズン折り返し地点を越え、アロンソは全戦で表彰台を獲得、2005年から15戦連続でポディウムフィニッシュしている。

またミシュランタイヤは、1978年の初優勝から数えて記念すべき通算100勝目をマークした。

2位の座は、ファイナルラップでキミ・ライコネン(マクラーレン・メルセデス)がコースオフしたことで、ミハエル・シューマッハー(フェラーリ)の手に渡り、ライコネンは3位でゴールした。

4位は、フロントローからジャンプスタートで順位を落としたジャンカルロ・フィジケラ(ルノー)、5位はフェリッペ・マッサ(フェラーリ)と、ここまでは前戦イギリスGPと同じオーダー。
6位はヤルノ・トゥルーリ(トヨタ)で今シーズン初ポイントを獲得、7位ニック・ハイドフェルド(BMWザウバー)に次いで、8位には終盤ジェンソン・バトン(ホンダ)を抜いたデイヴィッド・クルタード(レッドブル・フェラーリ)が入り最後の1点を獲得した。

スーパーアグリ・ホンダの2台はともにゴールできず。佐藤琢磨は最後の最後にモントリオールの壁の餌食となり最後尾の15位完走扱い、フランク・モンタニーは2周でエンジンが壊れリタイアした。

■ライコネンのトラブル、シューマッハーの問題、アロンソの……

アロンソとフィジケラ、第6戦スペインGPに次いでフロントローを占拠したルノーの背後に、予選3位のライコネン。ジル・ヴィルヌーヴ・サーキットで俊敏な動きをみせたライコネンのマクラーレンは、ジャンプスタートで遅れをとったフィジケラを早々に料理し、トップのアロンソに僅差で追った。

23周目、まずアロンソがピットイン。かわってリーダーをつとめたライコネンだったが、クラッチトラブルが邪魔をした。2周後にピットへと入ったライコネン、ジャッキアップされたマシンの後輪が空転しタイヤ交換にてこずり、貴重な数秒を失った。

引き続きトップはアロンソ。しかし2位ライコネンに序盤の輝きはなく、2度目のピットストップまでに10秒以上のギャップができた。

2回目のピット作業ではエンストがライコネンを襲い、ますます勝利が遠くなった。しまいには、ゴール目前のヘアピンで、タイヤのカスにより例年以上に汚れたコース脇にはみ出てしまい、2位の座をミハエル・シューマッハーに明け渡してしまった。

労せずして2位8点を手に入れたシューマッハーとて受難続き。燃料積載量多めがたたり予選で5位、決勝スタートでは7位までポジションを落とし出鼻をくじかれた。

2周目のファン・パブロ・モントーヤ&ニコ・ロズベルグのクラッシュ、フィジケラのドライブスルーペナルティにより4位まで挽回するも、20周以上にわたり3位走行のヤルノ・トゥルーリに頭を抑えられ、トップ集団、そして勝機に逃げられた。

アロンソといえば……トラブルなどとはほぼ無関係に周回をこなし、9戦して6勝目をマーク。チャンピオンシップ2位のシューマッハーとの間に、25点もの壁を築いた。この調子でいけば、夏には2年連続のタイトルが決まってしまいそうな勢いだ。

次戦は1週間後、北米での2戦目、アメリカGPだ。

(webCG 有吉)


お馴染みとなった勝利のポーズ。今回は羽を広げた(?)アロンソ。(写真=Renault)


「いやあ、ルノーには勝てないよなあ」と言ったか言わなかったか……ミハエル・シューマッハー(右)は今年6回目の表彰台で2位フィニッシュ。キミ・ライコネン(左)は4回目のポディウムで3位ゴール。ちなみにアロンソは9戦すべてで2位以上という好成績を残している。(写真=Ferrari)


トヨタのヤルノ・トゥルーリ、念願の今シーズン初ポイント。2列目4番手グリッドから6位でゴールした。いっぽうチームメイトのラルフ・シューマッハーはタイヤ選択を誤りグリップ不足に苦しめられた。予選14位から58周でレースを断念した。(写真=Toyota)


今回もレースで遅かったホンダ。予選ではジェンソン・バトン8位、ルーベンス・バリケロ9位とトップ10内に入ったが、バリケロはエンジントラブルで12周リタイア。バトンは決定的なグリップ不足と格闘しながら、終盤入賞圏内の8位を走行したが、最後の最後、エンジン交換により最後尾からスタートしたデイヴィッド・クルタードに抜かれ、1点も取ることなく終わった。(写真=Honda)


スーパーアグリにとっても厳しいカナダGPだった。20番グリッドからスタートした佐藤琢磨(右)は、早々にMF1の2台を抜いたが、他車との接触による緊急ピットインで後退。14位までポジションをあげたが、最終周の9コーナーでクラッシュしリタイアした。ルマン帰りのフランク・モンタニーは、マシンから白煙をあげ3周で戦列を去った。(写真=Honda)

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