「エンジンのオーバーホールは何をしているの?」

2006.06.24 クルマ生活Q&A エンジン

「エンジンのオーバーホールは何をしているの?」

エンジンのオーバーホールについて質問があります。エンジンのオーバーホールとは具体的にどのような作業を行うのですか? またオーバーホール後も新車時と同じようにならし運転が必要なのですか?
(北海道TSさん)

お答えします。オーバーホール(OH)とは、不具合が生じたエンジンを本来の状態に近づけるために、分解して内部の摩耗した部品を交換したり研磨したりする作業をいいます。具体的には、エンジン構成部品の取り付け調整、各部ガスケットおよびシール類を含む部品交換などです。

たとえばピストンは規定値より削れていれば新品に交換します。シリンダー内部が規定値よりも摩耗した場合には、新しい(若干大きめな)ピストンに合わせてシリンダーをもう一度削り直します。コンロッドやクランクシャフトのベアリングもすり減っていれば交換します。クランクシャフトの摩耗が大きい場合は研磨し、周辺部品を交換することで、クリアランスを適正値に戻します。シリンダーヘッドはインテーク&エグゾーストバルブの密着を高めるために、バルブとシールの“あたり”を付ける削り直しをします。
これらの作業によって、本来エンジンが持っている出力が蘇るわけです。

OH後もやはり、ならし運転は必要になってきます。エンジンを組んだメカニックと相談するとなお良いと思います。ならし運転の方法については、過去のQ&Aをご参照下さい。