【ルマン2006】ホスピタリティはチームのもうひとつの“顔”〜インサイドストーリー〜

2006.06.17 自動車ニュース

【ルマン2006】ホスピタリティはチームのもうひとつの“顔”〜インサイドストーリー〜

2006年6月17日、いよいよ第74回目を迎えるルマン24時間耐久レースがスタートする。
レースウィークの間、チームはゲストや関係者をもてなしたり、プレスの取材対応の場所にしたり、ドライバーの休憩場所に、とポスピタリティルームを設けるケースが多い。
チームによってその規模もスタイルも様々だが、今回はルマンの常勝チーム、アウディ、そして日本からのプライベート参戦となるチーム・タイサンのホスピタリティを訪ねてきた。

■常勝チームとプライベートチームの“おもてなし”

ピット裏にまるで常設のようなホスピタリティブースを構えたのはアウディ。ガラス張りの2階建てブースで、1階で受付けを済ませ、2階へとあがる。そこではブッフェスタイルで食事が取れるようになっており、アルコール類も用意されている。

ドライバーは積極的にここでプレス関係の取材を受けており、まさに分刻みで仕事をこなしている。ランチタイムに訪れると、エースドライバーのトム・クリステンセンは、チームマネージャーとミーティング。取材の打ち合わせなど、一息つく間のないほどの忙しさが見て取れた。

一方、チーム・タイサンはまさに手作りのホスピタリティ。異国での長く厳しい闘いに挑むには、より快適な環境を提供しなければ、という心遣いが見て取れる。決勝日のランチタイムにはプレス関係者を集めてのカツ丼“WIN BOWL”パーティを開催。まずはシャンパンで乾杯後、お手製のカツ丼が振舞われ、みな日本の味に舌鼓を打つこととなった。

今年、ルマン初挑戦となるチームドライバーのひとり、山路慎一は、「夜の走行は思ったよりも走りやすかったですね。ただどちらかというと、コンディションを判断するのは、基本的に自分の目で見るというよりは、オフィシャルのサインであったり、前のマシンのブレーキングであったりとそのほかからの情報を得ることも大事だということを学習しました」と耐久レースならではの特徴を語ってくれた。

またレースに向けて、「日本のスーパーGTのようにいつもと変わらず走ることができれば、いいレースができると思いますね。まずは平常心を保つための努力をしたいと思います」と決勝に向けて心の内を語ってくれた。

決勝は現地時間の午後5時。サッカーのワールドカップ開催の都合で例年より1時間遅れのスタートとなる。現在、サルト・サーキットでは、参戦マシンがグリッド上に並べられ、スタートを前にした最後のセレモニーが行われている。

(文と写真=島村元子/Motoko Shimamura)


関係者、ジャーナリストたちが続々と集まってくる。


コースの外でも多忙をきわめるトム・クリステンセン。


振舞われる食事。


こちらは、チーム・タイサンのホスピタリティ。手作り感あふれる、“味”のあるおもてなしも決して悪くはないもの。


これがカツ丼“WIN BOWL”。

この記事の大きな画像を見るためには、画像ギャラリーをご覧ください。