【ルマン2006】プジョー、2007年のルマンにディーゼルエンジンで参戦

2006.06.17 自動車ニュース

【ルマン2006】プジョー、2007年のルマンにディーゼルエンジンで参戦

2006年はアウディがディーゼルエンジン搭載の新型「R10」でルマン24時間耐久レースに参戦しているが、来年はプジョーがディーゼルで世界一過酷といわれるレースに挑むことになった。
6月15日、ルマン24時間耐久レースの公式予選2日目にあたるこの日、プジョーはプレス発表会を開き、2007年、世界最高峰の耐久レースに挑むエンジンを初披露した。




■「プジョー908」、2007年デビュー

バンク角100度のV12 HDiディーゼルエンジンがスポットライトを受け、壇上に登場。新たな技術へのチャレンジとしてプジョーはルマン参戦を選んだ。その理由として、ルマンが毎年20万人を超える観客が集うビッグレースであること、ブランド価値をアピールできること、さらには環境との調和を図れること、をあげた。

2005年、欧州全体での60%、自国フランスでは70%のディーゼル車を販売したプジョーは、現在ディーゼルエンジンにおいて高い技術力を誇る。
5.5リッターのニューエンジンはおよそ700bhp、122.4kgm以上のトルクになると言われている。搭載するマシンは、スケールモデル「プジョー908」として、2006年9月末のパリ・モーターショーで発表する予定。エンジン本体はその直後にベンチテストにかけられる計画、実走行は12月初旬になるという。
ドライバーは今年のルマンにはペスカローロチームから参戦しているエリック・エラリーが担当する。


アウディに次いでディーゼルエンジンでルマンに挑む予定のプジョー。テストを担当するのはエリック・エラリー(写真)だ。

記者会見では、シャシーがオープンスタイルになるのか、クローズドタイプになるのかはまだ未定とし、さらにはエンジンの重量においては非公開となった。また、来年のルマンには2台体制で挑むことになるが、そのドライバーはテストドライバーを務めるエラリー以外は未定であり、そのラインナップはフランス人に限らないという。

かつてアメリカ・インディ500やパリ・ダカールラリー、WRCそしてルマン24時間レースでの勝利に軌跡を残しているプジョー。今年、アウディがディーゼルエンジンでの初勝利を目指しているが、もしその記録が今年お預けとなった場合、来年はフランス対ドイツでディーゼルエンジン戦争勃発、という見どころが新たに誕生することになった。

(文と写真=島村元子/Motoko Shimamura)

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