【ルマン2006】予選2日目、ポールポジションは、大本命、No.7アウディR10!

2006.06.17 自動車ニュース

【ルマン2006】予選2日目、ポールポジションは、大本命、No.7アウディR10!

アウディかペスカローロか……。2006年6月17日にスタートする第74回ルマン24時間耐久レースのポールポジションを巡る闘いは、つねにこの両チームによって展開された。予選2日目となる15日の夜に最速タイムをマークしたのはNo.7アウディR10をドライブするリカルド・カペロだった。

■アウディ対ペスカローロ、ポールに向けて抜きつ抜かれつ

2日目の予選も、やはりアウディとペスカローロによるトップタイム争いで幕を開けた。前日は雨に左右される、文字どおり“水をさされた”コンディションだったが、この日は朝から爽やかな初夏を思わせる天気に恵まれ、予定どおり午後7時から2時間の第1セッションがスタートした。

明らかに前日とは異なるコンディションのなか、コース上では果敢にアタックが行われ、アウディとペスカローロの各2台のマシンがそれぞれベストタイムの更新を続けていった。

前半はつねにアウディの2台が先行したが、No.17ペスカローロにフランク・モンタニーが乗り込むと、トップタイムを奪取。するとNo.8アウディのエマニュエル・ピロが逆転、さらにNo.7アウディのカペロがこれを上回るタイムをマーク、と各マシンがメインストレートに戻るごとにトップタイムが入れ代わるというヒートアップぶりだった。

セッション終了まで30分を切り、再びNo.17のモンタニーがトップに立ち、3分33秒378をマーク。だがドラマはまだ終わらない。すかさずNo.7のトム・クリステンセンがコンマ4秒弱の差で再びトップにつくとピットインし、大本命のアタッカー、カペロへとステアリングを委ねた。

そのカペロはあっさりとクリステンセンのタイムを上回る3分32秒621をマーク。すでにセッション終了まで10分を切っており、これで勝負がつくものと思われた。
2位にはNo.8が続き、アウディが1-2をキープ。だが、最後の最後でNo.16ペスカローロのエマニュエル・コラールが3分32秒584と、アウディのトップに対してわずか0.037秒差の最速タイムで逆転! 暫定トップをさらうことに成功した。

1時間のインターバルを挟み、午後10時から最後のセッションがスタート。気温、路面温度などコンディションが揃った状況でのアタックはこのタイミングが最後となる。このなかでアウディの2台がきっちり仕事をこなし、No.7のカペロにいたっては予選用タイヤではなく、決勝用のタイヤで(しかもユーズド!)3分30秒466をマーク。No.8のマルコ・ウェルナーも3分30秒584までタイムを縮め、1-2の牙城を築き上げた。

すっかり日も暮れたサルト・サーキットでは、その後もマシンのライトが美しい線を描き続けたが、タイムの変動は見られず。結果、アウディの1-2が決定し、3番手にNo.16ペスカローロが続くことになった。

日本人ドライバーふたり(中野信治・黒澤治樹)を擁するNo.13クラージュ無限LC70は総合5番手と好位置を獲得。また初参戦のNo.53JLOCは総合34位、GT1クラス11位から決勝を迎えることになった。

(文と写真=島村元子/Motoko Shimamura)




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