【ルマン2006】ランボルギーニ、ルマン初登場!「ムルシエラゴRG-1」が公開車検に

2006.06.15 自動車ニュース

【ルマン2006】ランボルギーニ、ルマン初登場!「ムルシエラゴRG-1」が公開車検に

ジャコバン広場に初登場となった「ランボルギーニ・ムルシエラゴRG-1」。集合写真に並んだのは、日本のスーパーGTに参戦するJLOCのドライバーだった。

2006年6月13日、第74回ルマン24時間耐久レース、公開車検2日目の午後、ボディサイドに日の丸ステッカーを貼った「ムルシエラゴRG-1」が登場し、マルコ・アピチェラ、山西康司、桧井保孝の3人、そして則武功雄チーム代表をはじめとする日本人スタッフと、メンテナンスを担当する独ライターレーシングのスタッフらが脇をかためた。


公開車検場であるジャコバン広場に到着した、積載車上の“レーシング・ムルシー”。

■日本のプライベートチーム、ランボで参戦

長い歴史を誇るルマンのレースだが、意外にもランボルギーニの参戦は初めてのこと。JLOC(ジャパン・ランボルギーニ・オーナーズ・クラブ)が新たな歴史をつくり上げたことになる。

今年は、スーパーGT開幕戦でGT300クラス優勝を果たし、幸先よくシーズンをスタートさせた同チーム。長年の目標であったルマン参戦を前に、チーム代表の則武氏は「1997年に初めてルマンのレースを見に来たのですが、そのときにいつかは出たい、という気持ちがありました。これまでも他車での参戦話があったのですが、やはり最終的にランボで参戦すると決めました」と参戦の経緯を振り返る。


車検を受けるムルシエラゴ。現地スタッフは、ドイツにあるREITER(ライター)エンジニアリング(2003年、ランボルギーニと契約を締結)をメインに、2人の日本人メカニックが加わる。
実戦前、24時間にわたるエンジンベンチテストを実施。マシンの外観こそスーパーGT仕様とほぼ同じだが、エンジンは15%トルクがアップしているという。

ドライバーのひとり、アピチェラにとって今回のルマンは3度目のチャレンジとなる。「またルマンに出られることを誇りに思っている。長い付き合いのJLOCから参戦できるし、そして僕自身にとってはヨーロッパに戻ってレースができるということもうれしいしね。旧知の友人に会えることも楽しみだよ」とリラックスした表情を見せた。

一方、初チャレンジとなる日本人ふたりは、まずルマンに慣れること、そして長丁場のレースを闘い抜くために何が必要かを強く意識している様子。事前にプレイステーションでサルト・サーキットを試走!?したという桧井は、「実際走ったら夜間走行は怖いな、と思いましたね」と、1周およそ13.650kmの初ドライブを振り返り、山西も「とにかく1周が長いし、途中で何かトラブルがあったらなかなか戻れないので、慎重になってしまった」と苦笑いした。

唯一のランボルギーニとはいえ、イタリア本社からのサポートはなく、あくまでもプライベートチームとしての闘い。それゆえ、手放しで満足のいく体制でもないという。
「予選用のタイヤがないために、無理はできないけれど、とにかくボクたちにとって、初めてのルマンになるわけだから、完走することが大事だと思っている」とアピチェラ。まずは14日、現地時間の午後7時から2時間の予選に挑むことになる。

(文と写真=島村元子/Motoko Shimamura)

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