トヨタ、2010年代にハイブリッドカーを倍増
「プラグインハイブリッドカー」も開発

2006.06.13 自動車ニュース

トヨタ、2010年代にハイブリッドカーを倍増「プラグインハイブリッドカー」も開発

トヨタ自動車は、2006年6月14日、地球環境を保全しつつ永続可能な「サステイナブル・モビリティ」の実現に向けた、同社の環境対応技術の方針を明らかにした。

環境対応の柱となるのは、燃費向上による二酸化炭素排出量の削減、排出ガスのクリーン化、石油以外の燃料を利用するエネルギー多様化など。上記をポイントに、環境技術の開発と、エコカーの展開を推進する考えだ。

消費者にもっとも身近なトピックは、2006年秋に発売が予定されている新型車(カローラといううわさがある)に搭載される、新しい1.8リッターエンジンとトランスミッション(CVT)である。

新しいエンジンは、従来の「1ZZ-FE」型に替わる「2ZR-FE」型ユニット。これまでに較べて出力とトルクを高めつつ、燃費を約5%向上することなどが目標だ。1ZZ-FEでは吸気側にのみ用いられていたバルブタイミング機構「VVT-i」に替わり、吸排気両方に対応した「デュアルVVT-i」を採用したことなど、具体的な技術も発表されている。
市販車ではほかに、2010年を目標に、乗用車の大部分で「平成12年基準排出ガス75%低減レベル」と「平成22年度燃費基準+10%」の達成が挙げられた。

同社が誇るハイブリッドカーについては、「2010年代の早い時期までに」車種を倍増し、普及を推進する。さらに、外部の電源から充電でき、また電力供給も可能な「プラグインハイブリッドカー」の開発も進める。これにより、モーターでの走行領域が拡大され、二酸化炭素削減効果が期待できるという。

エネルギー多様化への対応は、バイオエタノールと燃料電池だ。
バイオエタノールは、CO2フリーのエネルギー源として注目されている。トヨタはバイオエタノールをガソリンに混合し、燃料として利用するFFV(Flex Fuel Vehicle)に対応したエンジンの導入促進や、バイオエタノール燃料が普及しているブラジル市場に、100%エタノール燃料に対応する自動車を、2007年春を目処に導入するなどの目標を掲げた。
燃料電池車は、氷点下での始動時間短縮や、摂氏マイナス30度での始動など、実用化にむけた開発が進められている。

トヨタは今後も、環境基本方針としている「トヨタ地球環境憲章」と、中・長期の具体的な目標を定めた「トヨタ環境取組プラン」に基づき、様々な施策を推進していくという。

(webCGオオサワ)

トヨタ自動車:http://www.toyota.co.jp/

この記事の大きな画像を見るためには、画像ギャラリーをご覧ください。