「2009年に新型ハイブリッド投入」ホンダ年央会見

2006.05.18 自動車ニュース

「2009年に新型ハイブリッド投入」ホンダ年央会見

本田技研工業は、2006年5月17日に中央記者会見を開き、同社の今後の取り組みについて福井威夫社長が発表。「ものづくりで先進の体制構築」「海外の成長基盤強化」「環境負荷低減」という方針を明らかにした。

■研究開発と生産能力アップ

ホンダは社名の通り“技研工業”。最近では、自社でエンジンから機体までを手がけた航空機を開発するなど、ものづくりには一家言ある企業といえる。

その源流に立ち返り、「海外ビジネスの発展を支える国内の生産および研究開発体制を強化し、ものづくりで新しい価値を創造する先進の体制を構築する」として、埼玉県は寄居町に、約700億円を投資して新四輪車工場を設立(2010年に稼働予定)する。これにより、国内生産台数は130万台から150万台にアップするという。
また、栃木県さくら市には、170億円を投資して新しい研究所を設立(2009年に稼働予定)。様々な道路を再現したテストコースを設け、次世代自動車の開発を強化する。

海外では、もっとも大きな市場の北米に新四輪車工場とエンジン工場(カナダ)を設立。いずれも2008年に稼働予定で、北米の四輪車生産能力は、140万台から160万台になるという。海外ではほかに、アジア、中国、ブラジルなどで生産拠点の能力を拡大する予定だ。

■2009年には「新型ハイブリッド」登場、新型ディーゼルも開発中

環境負荷低減は、上記の工場でも行われるが、具体的なプロダクトについても明らかにされた。
ユーザーにとってもっとも身近な例は、「ファミリーユースに適した新型のハイブリッド専用車を開発している」ことだ。燃費を向上しつつコストダウンを図り、現在発売されている「シビックハイブリッド」よりさらにお求めやすい価格で、2009年に発売する予定。北米で年間10万台、全世界で20万台の発売を見込んでいる。

欧州で発売されている「アコード」のディーゼルをベースに、さらにクリーンな次世代ディーゼルエンジンも開発中。あわせて、V6ディーゼルエンジンの開発も行う。これは、北米の排出ガス規制「Tier2 BIN5」をパスする能力をもつという。ホンダは、北米でクリーンディーゼルのTVコマーシャルを放映するなど、ディーゼル啓蒙に積極的。実現すれば欧州はもちろん、北米で新たに市場開拓できる要素になるかもしれない。

ほかに、燃料電池車「FCXコンセプト」をベースとした新型車も開発中。こちらは、2006年内に走るクルマをお披露目、3年以内に発売する予定だ。

(webCGオオサワ)

本田技研工業:http://www.honda.co.jp/

この記事の大きな画像を見るためには、画像ギャラリーをご覧ください。