【F1 2006】第6戦スペインGP、アロンソが念願の母国ウィンを達成!

2006.05.14 自動車ニュース

【F1 2006】第6戦スペインGP、アロンソが念願の母国ウィンを達成!

F1世界選手権第6戦スペインGP決勝が、2006年5月14日、スペインはバルセロナのサーキット・デ・カタルーニャ(4.627km)を66周して行われた。
シューマッハー2連勝で迎えた今回、ポールシッターのフェルナンド・アロンソ&ルノーが“横綱相撲”で3戦ぶりの優勝。今シーズン3勝目、自身通算11勝目、そして母国での初勝利を飾った。スペイン人がスペインで勝ったことも史上初である。

2位は完敗ともいえるミハエル・シューマッハー(フェラーリ)、3位はジャンカルロ・フィジケラ(ルノー)だった。

4位はフェリッペ・マッサ(フェラーリ)、5位はスタートで9位から5位へジャンプアップ、ポジションキープに終わった昨年のウィナー、キミ・ライコネン(マクラーレン・メルセデス)。6位ジェンソン・バトン、7位ルーベンス・バリケロとホンダがダブルでポイント獲得、8位にはニック・ハイドフェルド(BMWザウバー)が入り最後の1点を手に入れた。

トヨタ勢はヤルノ・トゥルーリとラルフ・シューマッハー、チームメイト同士が接触するというハプニングに見舞われた。トゥルーリ10位完走、ラルフはリタイアに終わった。スーパーアグリ・ホンダは、佐藤琢磨が最後尾17位完走、フランク・モンタニーは序盤に戦列を去った。

■アロンソの突出した速さ

シューマッハーに2連勝を許したチャンピオンシップリーダーのアロンソが、13万人を超える母国の熱狂的大応援団の目の前で、きわめて力強くウィナーに返り咲いた。

勝負はレース第1スティントで決まった。ポールシッターのアロンソと2番グリッドのフィジケラがスタートに成功しルノー1-2。青いマシンが、予選3、4位のシューマッハー、マッサの紅いマシンの前に立ちはだかり1コーナーを迎えた。

トップのアロンソがファステストラップ連発で逃げ、2位フィジケラが3位シューマッハーを抑える、というルノーにとって理想的な展開。しかしフィジケラの真後ろにシューマッハーがピタリとつけた緊迫した状態でもなかった。

むしろアロンソが突出して速く、他車はただたんに追いつけなかった、といったほうがいいかもしれない。1位アロンソと3位シューマッハーの差は5周で5.7秒、10周で8.8秒、12周で10.2秒と開き、アロンソは最初のピットストップ(17周目)までに充分なマージンを築いた。

ルノーに比べ燃料を多く積んでレースに臨んだフェラーリ。シューマッハーは23周目にピットインするが、フィジケラをパスすることはできたものの、先んじて給油・タイヤ交換を済ませたアロンソとのギャップを縮めることはできず、逆にどんどん離されていった。

アロンソ、母国で完勝。ファイナルラップでは大歓声に応えるように手を振り、ゴールライン前では右へ左へマシンを振り、喜びをあらわした。

これでアロンソ(54点)とシューマッハー(39点)のポイント差は15点。ランキング3位のライコネン(27点)を引き離し、新旧チャンピオン対決を軸にしてシーズンは3分の1を終えたことになる。

コンストラクターズチャンピオンシップでも同様、首位ルノー(78点)対2位フェラーリ(59点)に、3位マクラーレン・メルセデス(42点)が離されている展開だ。

次戦はモナコGP。決勝は5月28日に行われる。

(webCG 有吉)

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ルノーにとって絶好のスタート。アロンソはトップで序盤の第1スティントを快走。充分なマージンを築きその後のレースをコントロールした。(写真=Renault)

ルノーにとって絶好のスタート。アロンソはトップで序盤の第1スティントを快走。充分なマージンを築きその後のレースをコントロールした。(写真=Renault)

ファイナルラップでは大観衆に手を振り、ゴールラインではカラダ(マシン)全体で喜びをあらわしたアロンソ。これでチャンピオンシップポイントを54点とし、2位シューマッハーを15点突き放した。(写真=Renault)

ファイナルラップでは大観衆に手を振り、ゴールラインではカラダ(マシン)全体で喜びをあらわしたアロンソ。これでチャンピオンシップポイントを54点とし、2位シューマッハーを15点突き放した。(写真=Renault)

昨年のスペインGPで快勝したマクラーレンのキミ・ライコネン。予選9位からスタートで一気に5位までアップ。しかしそれ以上のポテンシャルを発揮することはなくレースを終えた。チームメイトのファン・パブロ・モントーヤは17周目に単独スピンしリタイア。(写真=Mercedes Benz)

昨年のスペインGPで快勝したマクラーレンのキミ・ライコネン。予選9位からスタートで一気に5位までアップ。しかしそれ以上のポテンシャルを発揮することはなくレースを終えた。チームメイトのファン・パブロ・モントーヤは17周目に単独スピンしリタイア。(写真=Mercedes Benz)

ポイント獲得に照準を定めたホンダは、ジェンソン・バトン(写真)6位、ルーベンス・バリケロ7位と目標達成。しかし、トップのアロンソから遅れること約1分。そのギャップは大きい。(写真=Honda)

ポイント獲得に照準を定めたホンダは、ジェンソン・バトン(写真)6位、ルーベンス・バリケロ7位と目標達成。しかし、トップのアロンソから遅れること約1分。そのギャップは大きい。(写真=Honda)

トヨタは予選でラルフ・シューマッハー(写真奥)6位、ヤルノ・トゥルーリ(手前)7位と好位置につけたが、2台ともスタートに失敗し後退。16周目、旧タイヤを履く8位トゥルーリにラルフが接近し追い抜こうとしたが両車は接触。ラルフはフロントウィング交換のためピットインを余儀なくされた。事故自体はレーシングアクシデントのひとつだったが、その後ラルフは電気系トラブルでリタイア、トゥルーリは1周遅れの10位完走と冴えない結果に終わった。(写真=Toyota)

トヨタは予選でラルフ・シューマッハー(写真奥)6位、ヤルノ・トゥルーリ(手前)7位と好位置につけたが、2台ともスタートに失敗し後退。16周目、旧タイヤを履く8位トゥルーリにラルフが接近し追い抜こうとしたが両車は接触。ラルフはフロントウィング交換のためピットインを余儀なくされた。事故自体はレーシングアクシデントのひとつだったが、その後ラルフは電気系トラブルでリタイア、トゥルーリは1周遅れの10位完走と冴えない結果に終わった。(写真=Toyota)

スーパーアグリ・ホンダは、佐藤琢磨(写真)がヨーロッパラウンドで初完走の17位フィニッシュ。いつもテールエンダーのような印象だが、週末を通してMF1トヨタに迫る(土曜フリー走行では上回る)勢いを見せるなど、暫定マシン「SA05」で善戦した。待望のニューマシン「SA06」は7月のフランスGPでデビューすると見込まれている。いっぽうフランク・モンタニーは、ドライブシャフトを壊しレース序盤で姿を消してしまった。(写真=Honda)

スーパーアグリ・ホンダは、佐藤琢磨(写真)がヨーロッパラウンドで初完走の17位フィニッシュ。いつもテールエンダーのような印象だが、週末を通してMF1トヨタに迫る(土曜フリー走行では上回る)勢いを見せるなど、暫定マシン「SA05」で善戦した。待望のニューマシン「SA06」は7月のフランスGPでデビューすると見込まれている。いっぽうフランク・モンタニーは、ドライブシャフトを壊しレース序盤で姿を消してしまった。(写真=Honda)

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