高性能プレミアムタイヤ「ミシュラン・プライマシーHP」を試す

2006.04.18 自動車ニュース

高性能プレミアムタイヤ「ミシュラン・プライマシーHP」を試す

日本ミシュランタイヤは、同社のプレミアムタイヤ「パイロットプライマシー」をモデルチェンジ。名称を「プライマシーHP」とし、2006年4月1日から販売を開始した。
「上質を求めても、遊び心は忘れない」と謳う、新型プレミアムタイヤを早速試した。


発売サイズは16インチから18インチまでの全12サイズ。サイズが揃うまではしばらく「パイロットプライマシー」と併売されるが、順次入れ替えされるそうだ。オープン価格。

■「プライマシー」を第3の柱に

日本ミシュランタイヤは2006年4月1日、新型プレミアムタイヤ「プライマシーHP」を発売した。HPはハイ・パフォーマンスの頭文字だ。
ミシュランの乗用車用タイヤはこれまで、運動性能を磨き上げた「パイロットシリーズ」と、快適性能・環境性能を主眼においた「エナジーシリーズ」の2本柱からなっていた。
今回発売したプライマシーHPは、従来品「パイロットプライマシー」の後継商品だが、名前でわかるようにパイロットシリーズではない。「プライマシー」というネームを第3の柱、プレミアムタイヤとしてシリーズ化していきたいというのが、ミシュランの考えらしい。

タイヤ構造(Architecture)、トレッドパターン(Sculpture)、コンパウンド(Material)を同時開発した「A.S.Mコンセプト」を導入。構造面では広い接地面積と均一な接地面圧を追求し、トレッドパターンも偏摩耗を防止すべく面圧の均一性にこだわりながら、グリップ力を高めた。転がり抵抗低減とウェットグリップを両立するミシュラン独自のフルシリカ・コンパウンドも特徴だ。


ミシュランの社内テストによると、従来品「パイロットプライマシー」と比べ、ウェット性能は飛躍的に高くなったという。

■硬さはあるが、ショックの吸収はしなやか

このプライマシーHPを、早速テストした。クルマは「ルノー・アヴァンタイム」。あまり参考にならない車種かもしれないが、このクルマの特徴としてボディ剛性が弱く、重心が高いことから、タイヤのよしあしが結果に出やすいクルマだと思っている。さらに、いままでのタイヤがパイロットプライマシーだったので、新旧の比較も兼ねたテストになった。

まず感じたのは静粛性の高さ。市街地走行では、今まであまり気に留めなかったエンジン音やエアコンの作動音が耳につくようになったほどだ。乗り心地は、トレッドの硬さは以前より感じるが、ショックの吸収は断然しなやかで、低速でのドタドタ感がほぼ消えた。
それでいてペースを上げると、操舵に対するクルマの動きに遅れがなくなり、リニアになったことに気づく。グリップレベルも上がっており、しかもその様子が把握しやすい。もともとすぐれていた直進性は、走行抵抗が低くなったためか、なめらかさがプラスされた。

パイロットプライマシーよりおとなしくなったトレッドデザインは、快適性の高さを表現しているといえるが、一方で走りの楽しさもしっかり味わえるタイヤだ。

(文と写真=森口将之)

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