フォルクスワーゲン、新型「パサート」「パサート・ヴァリアント」発売

2006.03.23 自動車ニュース

フォルクスワーゲン、新型「パサート」「パサート・ヴァリアント」発売

フォルクスワーゲン・グループ・ジャパンは、新型「パサート」とそのワゴン版「パサート・ヴァリアント」を、2006年4月11日に発売する。

■6代目の“貿易風”

日本未導入の高級車「フェートン」を除くとして、事実上VWのフラッグシップを務める「パサート」。1973年にデビューした初代から数えて6代目となる新型は、「ゴルフ」とコンポーネンツを共有。コンフォートを重視し、剛性アップしたボディ、3種類の直噴エンジン、1段増えた6段ATやDSGなどを盛り込んだ内容とした。

今回から、ワゴンモデルに欧州で使われる「ヴァリアント」(英語でいうヴァリエーション)という名前が与えられたことも新しい。ちなみに「Passat」とは貿易風をさすドイツ語である。

セダン、ヴァリアント両方に、2リッター直4(150ps、20.4kgm)搭載「2.0」、2リッターターボ(200ps、28.6kgm)の「2.0T」を設定。上記いずれも6段AT「ティプトロニック」のFF仕様、2.0Tは15mmローダウンされる。

さらにトップモデルとして「V6 4MOTION」を用意。3.2リッターV6が発生する250ps、33.1kgmのアウトプットは、2ペダルMTの6段「DSG」を介し、「4MOTION」で四輪を駆動する。当面、セダン版を先行販売し、秋にはヴァリアントをリリースする予定という。

価格は以下のとおり。全車右ハンドル。

パサート2.0 319.0万円
パサート2.0T 365.0万円
パサートV6 4MOTION 439.0万円
パサート・ヴァリアント2.0 335.0万円
パサート・ヴァリアント2.0T 381.0万円

■サイズ拡大、エンジンは横置きに

ボディサイズはご多分に洩れず大型化の道を辿り、セダンは全長×全幅×全高=4785×1820×1475-1490mm、ワゴンは全高が1515-1530mmと立派な体躯。先代比でセダンは85mm長くなり、75mm幅広くなり、30mm背高に。ヴァリアントは長さ105mm、幅75mm、高さ35mmそれぞれプラスされた。いっぽうホイールベースは2710mmと、数mm程度しか延長されていない。

先代の「アウディA4」ベースから、「VWゴルフ」をもとにつくられた新型パサートでは、エンジンが縦置きから横置きとなったのもトピックである。ゆえにサスペンションも、前マクファーソンストラット式、後4リンク式とゴルフと同じ形式となる。

フェートン系の高級(おっとり?)路線から一転、昨今の“VW一族系”エクステリアが被せられ、見かけのイメージも変わった。

■ボタンにタッチでパーキングブレーキ

機能、装備面では、電動パーキングブレーキを採用。ヘッドランプスイッチ横のボタンにタッチすることで、最大傾斜度30%までの坂道でも車両を停止させるブレーキがきく。
また通常のフットブレーキは「オートホールド機能」を備える。これはブレーキ操作で停止したあともブレーキ圧を保持する仕組みで、ちょっと長めの信号待ちなどでドライバーの負担を軽減してくれる装置だ。

そのほか、左右で温度設定が可能な2ゾーン式フルオートエアコン、クルーズコントロール、不審者などに警告するオートアラーム(V6 4MOTIONに装備)などを揃える。

安全装備では、リアサイドエアバッグ、衝突時の衝撃の大きさに応じて2段階で作動する2ステージフロントエアバッグなど8つのエアバッグを装着。前席にはアクティブヘッドレストも装備される。

ラゲッジルームは、セダンのトランクが565リッター、ヴァリアントは603リッターから最大1731リッターにまで拡大。セダンのトランクリッドには、スイッチ操作で自動的にポップアップする「イージーオープニング機構」が付く。セダン、ワゴンともに分割可倒式リアシートとなり、トランクスルー機構でスキーなども積めるという。

(webCG 有吉)


フォルクスワーゲン・グループ・ジャパン:
http://www.volkswagen.co.jp/














最大1731リッターにまで拡大するヴァリアントの荷室。


3.2リッターV6エンジン+DSGは、トップグレード「V6 4MOTION」で採用。


電動パーキングブレーキのボタン(写真は欧州仕様のもの)

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