マツダの8人乗りミニバン「MPV」フルモデルチェンジ

2006.02.02 自動車ニュース

マツダの8人乗りミニバン「MPV」フルモデルチェンジ

マツダは、3列シート・8人乗りのミニバン「MPV」をフルモデルチェンジし、2006年2月2日に発売した。

■“スポーツな部分”で

マルチ・パーパス・ビークル=MPVは、1988年にアメリカ用の輸出モデルとして誕生。国内市場では1990年から販売され、国産ミニバンのはしりともなった同車が3世代目に進化した。




マツダいわく、「たんに使いやすくスタイリッシュなミニバンに止まらない、高い動力性能や操縦性を持つ、いわばスポーツカーの発想でミニバンを革新した『次世代ピープルムーバー』」。あまたのライバルたちに対し、“スポーツな部分”で差別化を図る。

そのスポーツな部分を支えるのが、トップモデルに搭載される245psの2.3リッター「MZR DISIターボ」ユニットや、ターボ&4WDで採用される6段オートマチックギア、新開発の足まわりなど。これにミニバンの基本要素となる居住性やシートアレンジ、快適装備を盛り込んで、強豪ひしめく国内ミニバン市場に打って出る。

エンジンはターボに加え2.3リッターNAも用意。価格は238.0万円から310.0万円まで。月間販売台数は3000台という。




■ひとまわり拡大、ホイールベースを延長

「従来のミニバンにはないロー&ワイドでスタイリッシュなプロポーション」と謳われる外観には、落ち着いたモダンテイストをアピールするという「モダンアピアランスパッケージ」と、アグレッシブなスポーツイメージを強調した「スポーツアピアランスパッケージ」が用意される。

5ドアボディは、全長×全幅×全高=4860(4870)×1850×1685mm、先代と比べてひとまわり大きく、いっぽうで背が低められたのが目立つ。2950mmのホイールベースは110mmも延長された。

低床化を図り、785mm開口する両側スライドドアとともに乗降性を向上させたのもポイントのひとつ。2列目シートは左右スライド&330mmの前後スライド機構はもちろん、オットマンや座面角度調整機構、スイング機構付き大型ヘッドレストなどで構成される「スーパーリラックスシート」をメーカーオプションとしてカタログに載せる。

しまわれることも多いだろう3列目は、6:4分割で前方にワンアクションで倒れる方式を採用した。




■ターボは3リッターV6のかわり

フォード・グループのグローバルエンジン「MZR」。その2.3リッターNA仕様は、163ps/6500rpm、21.4kgm/4000rpmというアウトプットだ。
注目のターボエンジンは、245ps/5000rpm、35.7kgm/2500rpmというパワーとトルクで、これまで設定されていた3リッターV6エンジンの役を奪った。

ターボ&4WDには6段ATのアクティブマチック付き、ノンターボにはコンベンショナルな4段ATを組み合わせる。

環境性能は、ノンターボの10・15モード燃費が12.2km/リッター、ターボは10.2km/リッター。全車、「平成17年基準排出ガス75%低減レベル(SU-LEV)」「平成22年度燃費基準+5%」をクリア、グリーン税制に適合しているという。

サスペンションは、前マクファーソンストラット式、後マルチリンク式とし、ハンドリング性能、操縦安定性の向上を図った。ターボモデルには大径17インチベンチレーテッドディスクブレーキを与え、ストッピングパワーを増強した。

(webCG 有吉)

マツダ「MPV」:
http://www.mpv.mazda.co.jp/

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