メルセデス・ベンツの新型ワゴン「Bクラス」発売

2006.01.23 自動車ニュース

メルセデス・ベンツの新型ワゴン「Bクラス」発売

ダイムラー・クライスラー日本は、メルセデス・ベンツの新しいコンパクトワゴン「Bクラス」を、2006年1月23日に発売した。

■「Aクラス」の兄貴分

コンセプトカー「ヴィジョンB」の市販モデルとして「Bクラス」が発表されたのは2005年3月のジュネーブショー。その名のとおり、コンパクトハッチ「Aクラス」の兄貴分的存在で、Aクラスのコンセプト、コンポーネンツを受け継ぎながら、ひとまわり大きなボディを与えられた「多目的コンパクトカー」(プレスリリース)である。

Aクラスでお馴染み、エンジンやトランスミッションの一部をフロア下に収めた二重床の「サンドイッチコンセプト」を採用し、スペース効率をアップするとともに安全性の向上を図った。

ボディサイズは、全長×全幅×全高=4270×1780×1595-1605mmで、Aクラスより420mm長く、15mm広い。ホイールベースにいたっては210mm延長され2780mm、セダン「Cクラス」より65mmも長い。

これらディメンションにより、「大型のセダンやステーションワゴンを上回る広く快適な居住スペースと、大きく機能的なラゲッジスペースを確保」「街乗りからツーリング、レジャーまで、さまざまな目的や用途に対応する利便性の高いモデル」としたのがポイントという。

■エンジン、トランスミッション、サスなどをAクラスから

エンジンはAクラスと同じ直4SOHCが3種類。「B170」に搭載される1.7リッター(116ps/5500rpm、15.8kgm/3500-4000rpm)と、「B200」の2リッター(136ps/5500rpm、18.9kgm/3500-4000rpm)、それに「B200ターボ」の2リッターターボ(193ps/4850rpm、28.6kgm1800-4850rpm)を用意する。

トランスミッションはすべて無段変速機「AUTOTRONIC(オートトロニック)」。スイッチ操作で、通常の「Sモード」と、加速がより滑らかで燃費向上にも効くという「Cモード」を選択でき、またシフターを動かすことでマニュアル感覚でシフトできる7段変速機能も備わる。

サスペンションはAクラスと同じ形式。フロントは、走行状況に応じてダンピングを調節する「セレクティブダンピングシステム」を付けたマクファーソンストラット式、リアは積載や乗車人数が変わっても車体をフラットに保つ「スフェリカル・パラボリック・スプリングアクスル」というユニークなカタである。ターボモデルにはスポーツサスペンションが奢られる。

安全面では、前面衝突時に衝撃の強さに応じて展開の度合いを2段階調整する前席SRSエアバッグやSRSフロントサイドバッグ、SRSウインドウバッグ、前席ベルトフォースリミッター付きシートベルトテンショナーや後席シートベルトテンショナーなどを標準装備。

さらにコーナリング時の横滑り防止など危険回避性能を高める「ESP(エレクトロニック・スタビリティ・プログラム)」には、車両が危険な運転状況に陥ると電動パワーステアリングと連動してドライバーのステアリング操作を助けるという「ステアコントロール」機能が加わる。

車内では、クロームやアルミニウムトリムなどが意匠上のアクセント。リアの荷室は、2段階高さ調節式のラゲッジフロアや、中央トランクスルー機能を備えた分割可倒式リアシート、助手席の可倒機能などによるアレンジが可能という。

全車右ハンドル仕様のFF。価格は、B170が299万2500円、B200は346万5000円、B200ターボは393万7500円となる。

(webCG 有吉)

メルセデス・ベンツ:
http://www.mercedes-benz.co.jp/

メルセデス・ベンツの新型ワゴン「Bクラス」発売の画像

「B200」「B200ターボ」には、アルミスポークをあしらった本革巻きスポーツステアリングホイールやステアリングシフトなどが備わる。

「B200」「B200ターボ」には、アルミスポークをあしらった本革巻きスポーツステアリングホイールやステアリングシフトなどが備わる。

定員(5名)乗車時のラゲッジルーム容量は506リッター。フロアボードが2段階に調節できる仕組みを採用した。

定員(5名)乗車時のラゲッジルーム容量は506リッター。フロアボードが2段階に調節できる仕組みを採用した。

長いホイールベースの恩恵が、後席スペースに見つけられるという。

長いホイールベースの恩恵が、後席スペースに見つけられるという。

2枚のシェードを前後からスライドすることで光を調節できる「パノラミックルーフ」は全車にオプション設定。

2枚のシェードを前後からスライドすることで光を調節できる「パノラミックルーフ」は全車にオプション設定。

この記事の大きな画像を見るためには、画像ギャラリーをご覧ください。

Bクラスの他の画像を見るためには、写真一覧をご覧ください。

関連記事
  • メルセデス・ベンツA45 AMG 4MATIC(4WD/7AT)【試乗記】 2013.10.15 試乗記 「メルセデス・ベンツAクラス」で初のハイパフォーマンスモデル「A45 AMG 4MATIC」に試乗。0-100km/h加速4.6秒、車両価格640万円の“コンパクトハッチ”が持つ、本当の価値とは?
  • BMW M140i(FR/8AT)【試乗記】 2016.12.20 試乗記 実用的な5ドアハッチバックのボディーに、340psの直6ターボエンジンを搭載した「BMW M140i」。ベーシックモデルの2倍の排気量から、2.5倍のパワーを発生するハイパフォーマンスモデルは、刺激と同時に懐の深さも持ち合わせていた。
  • メルセデス・ベンツA250シュポルト 4MATIC(4WD/7AT)/メルセデスAMG A45 4MATIC(4WD/7AT)【海外試乗記】 2015.10.8 試乗記 デビューからはや3年が経過した「メルセデス・ベンツAクラス」がマイナーチェンジを受けた。快適性とダイナミックさという相対する要素を同時に高めたという最新型の実力やいかに? 日本での発売に先んじて、本国ドイツで試乗した。
  • BMW M4 GTS(FR/7AT)【試乗記】 2017.1.10 試乗記 BMW M社が、そのモータースポーツテクノロジーを集約して開発した“公道走行も可能”なレーシングマシン「BMW M4 GTS」。巨大なリアスポイラーに、室内から鈍い光を放つロールバーなど、見た目からしてただ者ではないモンスターマシンの走りをリポートする。
  • メルセデス・ベンツA250シュポルト 4MATIC(4WD/7AT)【試乗記】 2016.2.5 試乗記 フルモデルチェンジから3年にして大幅な改良が施されたメルセデス・ベンツのCセグメントハッチバックモデル「Aクラス」。200psオーバーのターボエンジンとフルタイム4WDを組み合わせた「A250シュポルト 4MATIC」に試乗し、その進化の度合いを確かめた。
ホームへ戻る