【ダカール・ラリー2006】28回目のパリダカ、日本人エントラントの戦い(その2)

2006.01.20 自動車ニュース

【ダカール・ラリー2006】28回目のパリダカ、日本人エントラントの戦い(その2)

リスボンからダカールを目指して9043kmのアドベンチャーが繰り広げられた2006年のダカール・ラリー(通称パリダカ)。オート174台、モト232台、カミオン69台の計475チームがスタートし、16日後にゴールしたのは、オート64台、モト93台、カミオン33台の計190台のみという、完走率僅か40%という過酷なラリーとなった。
今回は日本人エントラントの戦いぶりを振り返ってみたい。

■目標は総合トップ争い
池町佳生(チームランドクルーザー・トヨタオートボデー)/総合22位、市販車クラス2位

2000年に日本人最高位となるモト総合10位を記録した池町佳生は、2003年に四輪へ転向。2005年大会後に移籍したチームランドクルーザー・トヨタオートボデーから市販車無改造部門(T2)に参戦した。

大ピンチが訪れたのは第10ステージ。SSスタートから100m地点でクラッチが破損して停止してしまったのだ。2時間程で追いついてきたT4のアシスタンスカミオン部隊が3時間かけて修理した時点で、まだ300kmのSSを残していたが既に日没。
「道も狭くて夜間の走行は本当に危険で辛かった」という危機を乗り越えた。その後、終盤のSSではT2クラスのトップ争いを競う展開に。結果、市販車無改造部門で2位、オートの総合で日本人最高の22位という好成績を残した。

ところが、「日本人最高位ということに対して、僕自身は特別な意識はないんですよ。というのも増岡(浩)さんたち(スーパープロダクション・クラス)は別なところで戦っていますから。でも、昨年はリタイア。そのリベンジを果たせたことは嬉しいです。プロですから結果を出さないと」
プロ意識が高く、目標は総合でトップ争いができる選手になることらしい。


ラリーの途中で参加クラス変更となった浅賀敏則だがみごと完走。今回パリダカ参戦20回目という節目でもあった。

■市販車無改造クラスで2連覇ならず
浅賀敏則(チームランドクルーザー・トヨタオートボデー)/総合26位

前回、市販車無改造部門(T2)で見事クラス初優勝に輝いた浅賀敏則は、再びチームランドクルーザー・トヨタオートボデーから参戦。2連覇の期待が大きかったが、第11ステージで意外な展開が待ち受けていた。

SSは45位で通過したものの、ギャップにサスペンションをヒットさせたことで、リアディファレンシャルの交換を余儀なくされた。
市販車クラスではエンジン、ギアボックスと並び、デフの交換が禁止されているため、市販車クラスからスーパープロダクション(改造車)クラスに移行。T2のクラスVに焦点を定めていた同チームのメカニックは、「損傷したマシンを修理してがっかりしたのは初めてですよ」と、複雑な心境をこぼした。

それでも、無事にダカールのラックローズに到達した浅賀は「個人的には節目の20回目のパリダカを走りきれて良かった」と満足げだった。

(文と写真=野口友莉)

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