【F1 2005】ミシュラン、2006年を最後にGPから撤退

2005.12.15 自動車ニュース

【F1 2005】ミシュラン、2006年を最後にGPから撤退

2005年12月14日、F1にレーシングタイヤを供給しているミシュランは、2006年シーズンを最後にGPから撤退することを明らかにした。

フランスの大タイヤメーカー、ミシュランは、2001年、17年ぶりにF1へカムバック。1999年から事実上ブリヂストンのワンメイクだったGPに、再び“タイヤ戦争”をもたらした。

復帰以来、フェラーリ/ブリヂストン勢に対し劣勢が否めなかったが、今年2005年シーズンは新しいタイヤ無交換ルールなどが味方し善戦。19戦中18勝と圧倒的な強さでチャンピオンシップを席巻した。

しかし活躍の裏では、F1のルールを統括する国際自動車連盟(FIA)との間に生じた軋轢が深まっていた。
特にFIAがコスト削減を目的に推し進めている、2008年以降のコントロールタイヤ導入に、ミシュランは反対の立場を表明。ルールによりタイヤメーカーを1つに絞るという方法に、レースの精神とコンペティションの根本的な価値をないがしろにしている、全チームに公平ではないなどと異議を唱えていた。

また2005年に実施されたばかりのレース中のタイヤ交換禁止が、たった1年であっさりと撤廃されたことについても不満を募らせていた。ミシュランいわく、「新しいルールによりタイヤの開発、生産、輸送のコストはただちに15%増加」、コスト削減に矛盾するという指摘である。

2008年のワンメイクタイヤが現実味を帯びてきた今、タイヤを供給するチームに対し1年間猶予があるこの時期に、ミシュランは来シーズンかぎりで撤退することを表明した。ライバルのブリヂストンは、長期にわたるコミットメントを公にしており、2007年からF1タイヤはブリヂストンのみとなることがほぼ決まった。
世界的なスポーツの政治的な側面が色濃くでた結果といえよう。

(文=webCG 有吉/写真=メルセデス・ベンツ)

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