【東京モーターショー2005】「コレはゼッタイ」
ブガッティ・ヴェイロン16.4

2005.10.25 自動車ニュース
 

【東京モーターショー2005】「コレはゼッタイ」ブガッティ・ヴェイロン16.4:ついに量産に漕ぎ着けたヴェイロンが幕張に登場

超高性能を誇るスーパースポーツ「ブガッティ・ヴェイロン16.4」の生産がスタート。その量産タイプがついにお披露目に。



 

■スーパースポーツにふさわしい性能

最高速407km/h、0-100km/h加速わずか2.5秒。8リッターW16エンジンは最高出力1001ps/6000rpm、最大トルク127.6kgm/2200-5500rpmのとてつもない性能を誇るパワーユニット。そして、1億6300万円のプライスタグ。どれをとってもスーパースポーツにふさわしい数字である。その名はブガッティ・ヴェイロン16.4。世界中でわずか300人という限られた人たちのために生産されるこのモデルの、量産タイプの初お披露目の場として選ばれたのは、ここ東京モーターショーの会場だった。日本には全生産量の約5%、すなわち15台前後が輸入されることになるという。



 

■復活を遂げたスポーツカーの名門

ヴェイロンの生産は、東京モーターショーが開幕するつい数週間前に始まったばかり。組み立てを行っているのは、フランスのストラスブール近郊、モルスハイムに本拠を置くブガッティ・オートモビルズだ。この地は、「タイプ13」から「251」まで、47年の間に7950台のブガッティを送り出したモルスハイム工場があった場所で、半世紀を経て、再び魅力的なクルマを生産することになった。名門の復活に手を貸したのは、当時、自動車業界の再編に大きな役割を担ったのはVWグループ。1998年4月にVWグループ入りを果たしたブガッティは、同じ年のパリサロンで2ドアクーペのコンセプトカー「E118」を発表した。



 

■1999年の東京モーターショーにヴェイロン登場

その後、「EB218」「EB18/3シロン」というコンセプトモデルを立て続けに発表したブガッティは、1999年の東京モーターショーで「EB18/4ヴェイロン」を披露。そして翌年のパリサロンで、ヴェイロン16.4に進化した。この時点で、エンジンのスペックや最高速などが決定され、2001年にはこのクルマの量産にゴーサインが出された。以後、ブガッティ・オートモビルズが設立され、量産に向けた開発が本格化する。VW傘下ということで、開発過程におけるVWのチェックは厳しいものだったが、その要求をすべてクリアして、ヴェイロン16.4は、その影響あるブランドに恥じない性能と品質を備えたクルマに仕上がった。

■ヴェイロン16.4を見る貴重なチャンス

こうして量産に漕ぎ着けたヴェイロン16.4だが、日本を発表の場に選んだ理由としては、日本が高級車にとって極めて重要なマーケットであること、それに、ブガッティブランドのステータスが高いことが挙げられている。さらに1999年にヴェイロンとして華々しくデビューを飾ったことも理由のひとつだろう。日本ではニコルレーシングジャパンがこの貴重かつ希少なクルマの販売を手がけることになるが、広く一般に公開されるのはおそらくこれが最初で最後になるだろう。日本で2度のデビューを果たした縁深いヴェイロンだけに、ぜひこの機会に脳裏に焼き付けておくことをお勧めする。

(文=生方聡/写真=高橋信宏)

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