【東京モーターショー2005】「コレはゼッタイ」
ポルシェ・ケイマンS

2005.10.25 自動車ニュース

【東京モーターショー2005】「コレはゼッタイ」ポルシェ・ケイマンS:第4のポルシェはボクスターベースのピュアスポーツ

ポルシェの世界が一歩近づいた。ボクスターから生まれた新しいクーペ「ケイマンS」が早くも日本で一般公開。

■絶好調のポルシェが放つ新たなスポーツクーペ

景気停滞が叫ばれるドイツにあって、昨年度は対前年比15%アップの販売を記録し、ノリにのるポルシェ。その原動力は、リニューアルおよびラインアップ強化を図る「911」に、正常進化を遂げた「ボクスター」、新しい顧客層を開拓した「カイエン」。つまり、すべてのモデルで成功を収めているわけだが、これに追い打ちをかけるように9月のフランクフルトモーターショーで発表されたのが「ケイマンS」である。日本でも受注が始まっているが、早くも東京モーターショーで一般公開がスタート。ポルシェ第4のモデルへ人々の関心は非常に高く、日本でのヒットはほぼ確実である。

■ようこそポルシェワールドへ

ご存じのように、このケイマンSは、ポルシェのミドシップオープンスポーツであるボクスターをベースに、固定式ルーフとテールゲートを与えたクーペモデルだ。日本では6段マニュアルと5段ティプトロニックを選ぶことが可能で、価格はそれぞれ777万円と819万円。これはボクスターSの同じトランスミッションの仕様よりも82万円高い。価格だけで見ると、ボクスターと911のギャップを埋めるモデルということができるのだが、ポルシェのクーペがほしいという人にとっては、911カレラよりも300万円以上も安い、格好のエントリーモデルということになる。

■伝統のフラット6をミドシップマウント

ケイマンSに搭載されるのは、ポルシェご自慢の水平対向6気筒、いわゆるフラット6だ。ボクスターSの3.2リッターエンジンをベースに、排気量を3.4リッターまでアップするとともに、911シリーズに採用される可変バルブタイミング&リフトシステムの「バリオカムプラス」を搭載することで、最高出力295ps/6250rpm、最大トルク34.7kgm/4400-6000rpmという高い性能を実現している。これをボクスター同様、座席とリアアクスルの間に配置し、重量バランスの最適化が図っている。また、基本的にはボクスターと同じデザインのサスペンションとなるが、ケイマンではボクスターよりもハードに設定される。

■スポーツ走行をさらに楽しくする装備も

加えて、クーペ化によるボディ剛性のアップが効いて、ある部分では911を凌ぐほどのハンドリング性能を手に入れたという。ポルシェスタビリティマネージメントシステムは標準装備。スイッチひとつで快適性重視のスポーティなモードと飛び切りスポーティのモードとを切り替えることができるPASM(ポルシェアクティブサスペンションマネージメント)や、セラミックブレーキも用意している。インテリアデザインはボクスターに倣うが、大型のテールゲートが備わることでリアのラゲッジスペースは260リッターにアップし、フロントの150リッターのスペースとあわせてユーティリティは向上。クーペファンには見逃せないモデルなのである。

(文=生方聡/写真=高橋信宏)

 
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