三菱、久々のニューモデル「アウトランダー」発売

2005.10.17 自動車ニュース

三菱、久々のニューモデル「アウトランダー」発売

三菱自動車は、新型SUV「アウトランダー」を、2005年10月17日に発売した。


三菱自動車工業の益子修取締役社長(左)と、TVCFに起用された江口洋介さん。

■三菱復活のカギを握る!?

経営建て直し中の三菱自が、派生車種を除くと2003年5月デビュー「グランディス」以来29ヶ月ぶりとなる久々のブランニューモデル「アウトランダー」を出した。
ライトSUVとして2001年6月に投入した「エアトレック」の後継車種にあたるだろう、街乗り中心のSUV(三菱いわく「本格オンロードSUV」)で、ネーミングはエアトレックの海外仕様車からとられた。




新しいプラットフォームとパワートレインなどによる走行性能、荷室などの使い勝手、スポーティなルックスが主なセリングポイント。復活の兆しが見られる同社の今後を左右する、重要なモデルといえよう。

2.4リッター「MIVEC」エンジンと6段スポーツモード付きCVTの組み合わせで、駆動方式は電子制御の4WDというシンプルな構成。2つのトリムに、5人乗りと、床下収納型3列目シートを採用した7人乗りの2タイプを用意する。
価格は、235.2万円から266.7万円まで。月の目標販売台数を2000台に設定する。


「アウトランダー100のこだわり」と題した技術展示も行われた。

■新しい機関、ランエボ譲りのアシ

アウトランダーの売り言葉のひとつが「胸のすく走り」だ。その基礎となるプラットフォームは新開発のもので、今後三菱のCセグメント車に順次採用していくことになるという。

やはり新調した心臓部、アルミダイキャスト製シリンダーブロックを用いた2.4リッター直4「MIVEC」ユニット(170ps、23.0kgm)は、新しい無段変速機(CVT)とペアを組む。CVTはマニュアル感覚でシフトできるスポーツモード付きで、上級「G」グレードにはパドルシフトを付与した。


エンジンはダイムラークライスラー、ヒュンダイなどと共用のアルミブロックを採用した新型。

電子制御4WDは、走行状況に応じて前後輪へのトルク配分をコントロールする仕組みで、ダイヤル式のセレクターにより、2WD/4WDオート/4WDロックを選択できる。

これらを統合的に制御するのが「アクティブ・スタビリティ・コントロール」ことASC。横滑り防止や雪道などでスムーズに発進できるトラクションコントロールなどの機能を持つ。

サスペンション形式は、前マクファーソンストラット、後トレーリングアーム式のマルチリンクを採用。特にリアのショックアブソーバーには、ハイパフォーマンスモデル「ランサーエボリューション」譲りのモノチューブ式を取り入れ、走りのポイントとした。

環境性能は、「平成17年排出ガス基準75%低減レベル」と、「平成22年度燃費基準+5%レベル」をクリア、グリーン税制に適合している。




■ユーティリティ面では……

「上下開閉式テールゲート」がユーティリティ面での第一訴求点。真新しさはさほど感じられないが、状況によって上だけ、あるいは上下いっぺんにゲートを開ける、利便性に配慮した仕組みだ。なおロアゲートは200kgの静荷重に対応し、ベンチのように腰かけることも可能とか。

荷室のボリュームは、5名乗車時で774〜882リッター(セカンドシートのスライド位置によって異なる)、2名だと1691リッター。2列目には「ワンタッチタンブル機構」を取り入れ、リアゲート側から荷室壁面にあるスイッチ操作で自動タンブル(折り畳み)ができる。また7人乗り仕様には、普段は床下にフラットに収納され、必要なときに利用できる3列目シートが備わる。


国内は月2000台の販売計画。一方、輸出は米国5万台、欧州2万5000台、その他2万台を計画(いずれも年間)する。また、PSAグループに3万台を供給する予定だという。

オーディオの「ロックフォードフォズゲート・プレミアムサウンドシステム」は、装備面でのイチオシ。北米カーオーディオのトップブランド、ロックフォードフォズゲートと共同開発した専用のサウンドシステムで、アウトランダーの車室内音響特性に最適マッチングさせた最大出力650Wのパワーアンプと9スピーカーシステム、さらに各ドアにデッドニング(制振)化を実施したのが自慢だ。「G」に標準装備、廉価「M」にメーカーオプション設定する。

(webCG 有吉)

この記事の大きな画像を見るためには、画像ギャラリーをご覧ください。

アウトランダーの他の画像を見るためには、写真一覧をご覧ください。

関連記事
  • 三菱アウトランダー24G Navi-Package(4WD/CVT)【試乗記】 2015.7.30 試乗記 大規模な改良を受けた「三菱アウトランダー」。その2.4リッターガソリンエンジン搭載車に試乗した。フロントデザインが一新された新型は、同時に静粛性や乗り心地なども洗練され、SUVとして“円熟の境地”に達していた。
  • 三菱アウトランダーPHEVという選択 2016.12.8 特集 デビュー以来着実に改良を重ねてきた、充電可能な三菱のSUV「アウトランダーPHEV」に試乗。国内外でプラグインハイブリッドモデルに注目が集まりつつあるいま、あらためてその実力を確かめた。
  • 三菱、「アウトランダー」を一部改良し発売 2017.2.16 自動車ニュース 三菱自動車は2017年2月16日、SUV「アウトランダー」に一部改良を実施するとともに、新グレード「20Gナビパッケージ」を設定し、同年3月2日に発売すると発表した。
  • 三菱自動車、「アウトランダーPHEV」を一部改良 2017.2.9 自動車ニュース 三菱自動車は2017年2月9日、プラグインハイブリッド車「アウトランダーPHEV」に一部改良を実施し、販売を開始した。併せて新たな最上級グレードとなる「Sエディション」を追加設定し、同日販売を開始した。
  • 三菱自動車、「RVR」のフロントマスクを一新 2017.2.9 自動車ニュース 三菱自動車は2017年2月9日、コンパクトSUV「RVR」に一部改良を実施し、同年2月16日に発売すると発表した。今回の改良ではフロントマスクを一新し、乗員とクルマを守る機能を力強く表現したフロントデザインコンセプトの「ダイナミックシールド」を採用した。
ホームへ戻る