ベンツのフラッグシップ「Sクラス」発表

2005.10.05 自動車ニュース

ベンツのフラッグシップ「Sクラス」発表

ダイムラー・クライスラー日本は、メルセデス・ベンツのフラッグシップサルーン「Sクラス」のニューモデルを、2005年10月4日に発表、同日発売した。「S350」「S500」「S500L」の3種類で、価格はそれぞれ987万円、1260万円、1396万5000円。


ダイムラー・クライスラー日本のハンス・テンペル社長。「(Sクラスは)自動車の最高峰」と語った。

■大いなる進化

ベンツの最高峰Sクラスが、7年ぶりにフルモデルチェンジした。初代デビューから50年で累計約300万台、先代「W220」型は48万500台を発売し、自他ともにラクシャリークラスのトップを認めるサルーンである。新型は、安全性、快適性、環境適合性(全車低排出車認定で4つ★)のすべてをトップクラスに維持しつつ、新技術&新機構を投入し「大いなる進化を遂げた」と謳われる。




ボディサイズは、全長×全幅×全高=5076(+33)×1871(+16)×1473(+29)mm、ホイールベースは3035(+70)mm。ロングホイールベースバージョンもあり、こちらは全長が5206mm、ホイールベースは3165mmである。インテリアは豪奢であるのはもちろん、シフトレバーの代わりにステアリングコラム右側のセレクターレバーで行う「ダイレクトセレクト」を採用。必要に応じて、ステアリングシフトでギアチェンジも可能にするなど、機能性を高めた。メーターは8インチディスプレイに表示される電子式、ダッシュボードあなども人間工学に基づいて設計され、ドライバーのストレスを軽減したという。


ディスプレイに表示されたメーター類。当然自発光式で、視認性が高い。

■充実した安全装備

エンジンは、S350に3.5リッターV6(272ps/6000rpm、35.7kgm/2400〜5000rpm)、S500シリーズは5.5リッターV8(387ps/6000rpm、54.0kgm/2800〜4800rpm)を搭載。いずれも新開発のDOHCユニットである。トランスミッションはいずれも7段AT「7G-トロニック」だ。サスペンションは、すべて可変ダンパー「ADS(アダプティブダンピングシステム)」とエアサスペンションを統合したエアマティックサスペンション。スポーツ、コンフォート、マニュアルと3つのモードを選択でき、足まわりだけでなくエンジン、トランスミッションの特性をモードにあわせて最適化する。


オーディオやエアコン、ナビゲーションシステムなどを統合コントロールできる「コマンドシステム」(全車に標準)のコントローラー。

安全装備では、事故の発生を予見してクルマが乗員保護体態勢に入る、ベンツ自慢の「プレセーフ」、パッシブセーフティ(衝突安全性やエアバッグなど)、事故発生後の2次災害を防ぐ「ポストセーフ」、事故の危険をあらかじめ警告または回避する「パフォームセーフ」が加わった。同社ではこれを包括して「プロセーフ」と呼ぶ。パフォームセーフは、ESP、エアマティックサスペンションとアダプティブブレーキや、夜間に障害物などをモニターに表示する「ナイトビューアシスト」(オプション)などによって構成される。




オプションとして、ガラススライディングルーフ(S500Lは標準、17万8500円)やナイトビューアシスト(23万1000円、S350は25万2000円)などを設定。豪華装備がセットになった「ラクシャリーパッケージ」は、S350が53万5500円、S500が42万円、S500Lは63万円で用意される。

(webCGオオサワ)

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