【WRC 2005】ラリー・ジャパン直前、シトロエン、抱負を語る

2005.09.28 自動車ニュース

【WRC 2005】ラリー・ジャパン直前、シトロエン、抱負を語る

今年で2回目となる世界ラリー選手権(WRC)の一戦、ラリー・ジャパンを6日後に控えた2005年9月24日、シトロエンWRCチームの記者会見が都内シトロエン・ディーラーで行われた。2年連続タイトルに王手をかけたセバスチャン・ロウブはじめドライバー、コドライバーが参列し、それぞれ抱負を語った。

■ロウブ、日本でタイトル獲得なるか

北海道は帯広を中心に開かれるラリー・ジャパン。初年度の2004年は、ペター・ソルベルグがスバルの母国で優勝し盛況のうちに幕を閉じた。

スバル、三菱の地元勢はもちろん、6つのメイクスが覇を競う今年、2003、2004年のチャンピオンチームであるシトロエンが勝利を狙わないはずがない。

これまで12戦して8勝、自身2度目のタイトルにあと一歩のところまで近づいているロウブは、ラリー・ジャパンについて、「昨年の印象だと、高速で道幅が狭いコースだった。昨年の経験、データを活かしながらのぞむよ」とコメント。また「(前戦)ラリーGBに似たところがあるから、それを思い起こしながら走ることになるだろう」と語った。

現在ロウブは、ドライバーズランキング2位のソルベルグに34点もの差をつけ首位を堅持している。今回日本で3位(6点)以上に入れば2年連続の栄冠が決まる。

いっぽう、もうひとりのドライバーであるフランソワ・デュバルにとって、シトロエン1年目は苦戦をしいられた。「クサラWRC」のドライブに慣れず、コドライバーとのコミュニケーション不足などにも見舞われ、途中2戦を欠場しなければならなかったのだ。
デュバルは、「マシンはとても良かったのだが、そのマシンにうまく自分をフィットさせることが難しかった。ある程度の距離を走り込むことが必要だった」と振り返る。昨年フォードでリタイアをきっしたラリー・ジャパンについては、「2004年は大変だった。コドライバーが急遽帰国することになって、いきなり危機に直面したよ」と苦い思い出(?)に触れながらも、「今年についてはマシンも良いことだし、うまくいくと信じている」と前向きなコメントを残した。

■ラリーGBの事故について

前戦ラリーGBの最終レグで、マルコ・マルティン駆るプジョーが大クラッシュし、コドライバーのマイケル・パークが死亡するという痛ましい事故が起きた。

事故発生までトップを快走していたロウブは、意図的にペナルティを受け、3位でラリーを終えた。首位のままでゴールすると自らのタイトルが決定してしまうことを避けたのだ。「私にとっても、すべてのドライバー、コドライバーにとっても、あの事故には心を揺り動かされた。それに乗じてチャンピオンになることに対して自分自身納得できず、優勝を回避することにした」
最後は、「事故のことは忘れようとしても忘れられるものではないが、今回のラリー・ジャパンに対しては、気持ちを切り替えてのぞむつもり」という言葉で締めくくった。

(webCG 有吉)


自らが持つ年間最多勝記録を更新、これまで12戦し8勝をマークしている“ラリー界のミハエル・シューマッハー”、セバスチャン・ロウブ。日本でチャンピオン獲得の可能性は高い。


フォードからシトロエンに移籍してきたフランソワ・デュバルにとって、2005年は苦しい1年となったが、ラリー・ジャパンに関しては「マシンもいいし、うまくいくと信じている」と前向きなコメントを述べた。

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