【天国から、お久しぶり】アイルトン・セナの実像(前編)

2005.08.17 自動車ニュース

【天国から、お久しぶり】アイルトン・セナの実像(前編)

ご先祖様の精霊を迎え供養する日本の伝統行事、お盆にちなみ、自動車業界に多大なる功績を残した偉人たちをお迎えする「天国から、お久しぶり」。ふたり目は、誰よりも速く走ることに異常なまでに執念を燃やしたトリプル・ワールドチャンピオン、アイルトン・セナ(1960年〜1994年)。

■マクラーレン・ホンダで才能を開花

アイルトン・セナ(本名:Ayrton Senna da Silva)。1960年3月21日、ブラジル・サンパウロ生まれ。4歳でカートを手に入れ、カート世界選手権などで数多くのタイトルを手に入れた後、1981年にイギリスへと渡り、フォーミュラ・フォード1600(1981年)やイギリスF3選手権(1983年)でチャンピオンに輝く。

1984年、トールマンからF1デビュー。雨のモナコでは非力なマシンを駆って首位に立つも、豪雨のためレースは中断。初優勝は幻と終わる。翌年はロータス・ルノーに移籍して2勝を記録した。

もっとも、その才能が真に開花したのは、マクラーレン・ホンダに加入した1988年以降のこと。この年を含め、1990年、1991年と都合3度のワールド・チャンピオンに輝く。


1988年に続き、1990年、そして1991年と3度ワールドタイトルを手中に収める。その後、マシンの戦闘力不足に苦戦を強いられ、1992年にはナイジェル・マンセルに、翌年には最大のライバル、プロストに栄冠を奪われた。4度目のチャンピオンに輝いたプロストの引退を受け、1994年、当時最強だったウィリアムズ・ルノーへ移籍。悲劇は5月1日のサンマリノGPで起きた。
享年34歳、いま生きていれば45歳になる。

1994年にウィリアムズ・ルノーへ移籍、ところが3戦目のサンマリノGPで事故死を遂げ、34歳の短い生涯を閉じた。

ちなみに、通算65回のポールポジション獲得は、あのミハエル・シューマッハーにさえ破られていない、いまもF1史上最高の記録である(なお2005年シーズンの第13戦ハンガリーGPで、シューマッハーは自身64度目のポールポジションを獲得、セナの打ち立てた金字塔にも王手をかけている)(つづく)。

(文=CG副編集長 大谷達也/写真=CG)

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