【スペック】全長×全幅×全高=4035×1740×1305mm/ホイールベース=2445mm/車重=1350kg/駆動方式=FR/3リッター直6DOHC24バルブ(231ps/5900rpm、30.6kgm/3500rpm)/車両本体価格=499.9万円(写真=高橋信宏)

BMW Z3クーペ3.0i(5AT) vs アウディTTクーペ1.8Tクワトロ(5MT)【ライバル車はコレ】

『コンパクトなカジュアルクーペ』 2000.11.16 試乗記 BMW Z3クーペの「ライバル車はコレ」
 

BMW Z3クーペ3.0i(5AT=499.9万円)のライバルは?

大胆なまでの「キャブ・バック」レイアウト(?)と、それを活かした超ショートワゴン風ハッチバックデザインがユニークなZ3クーペ。日本に導入された当初は、2.8リッターの「Z3クーペ2.8」と、先代M3譲りの強心臓3.2リッター「ダブルバノス」ユニットを詰め込んだ「Mクーペ」の2種類だった。
Z3クーペ3.0iは、2000年8月26日に、新開発3リッター「M54型」ユニットを搭載した3シリーズが日本市場に導入された際、Z3クーペ2.8に代わるモデルとしてラインナップされた。
今回は、「コンパクトなカジュアルクーペ」という観点から、Z3クーペのライバル車を選んでみた。

【スペック】
全長×全幅×全高=4060×1765×1340mm/ホイールベース=2430mm/車重=1450kg/駆動方式=4WD/1.8リッター直4DOHC20バルブ(225ps/5900rpm、28.6kgm/2200から5500rpm)/車両本体価格=480.0万円

【ライバル車はコレ】アウディTTクーペ1.8Tクワトロ(5MT=480.0万円)

Z3クーペの個性の強さは改めて述べるまでもないが、独特のルックスという点で負けていないのが、アウディTTクーペ。4mそこそこのコンパクトな全長、エンジンの出力、そして20万円とない価格差。Z3クーペは2人乗り、TTクーペは4人乗りだが、ルーフが大きく落ち込んだTTクーペの後席スペースは、想像される通り、そもそも犬でも嫌がる(?)大きさなのだ。
TTクーペの場合、そのシルエットを実現させるために1.8リッター4気筒ユニットを横置きに搭載、ターボチャージャーの助けによって225ps、28.6kgmの高出力、大トルクを発生する。しかし「パワーの緻密さ」「スムーズさ」では、やはりBMWの売り物、ストレート6には及ばない。
一方で、アウディ得意の4WD「クワトロシステム」は、ターボパワーを楽々こなす強力なトラクション能力と、それをベースとした低ミュー路面での踏破能力の高さがジマンだ。
一時期話題になった「オーバー200km/hレベルでのオーバーステア傾向」は、サスペンションセッティングの変更などにより影をひそめた。その分、タウンスピードでの乗り心地のかたさが以前よりも目立つが、コンパクトボディゆえの剛性感の高さもあり、不快感は最小限に抑えられている。
(文=河村康彦/2000年11月)

この記事の大きな画像を見るためには、画像ギャラリーをご覧ください。

関連記事
  • BMW 435i カブリオレ Mスポーツ(FR/8AT)【試乗記】 2014.3.26 試乗記 「3シリーズ カブリオレ」の後を継ぐ、BMWのオープンモデル「4シリーズ カブリオレ」に試乗。7年ぶりのデビューとなる最新型の実力や、いかに?
  • ミドシップスポーツ「718ケイマン」を知る 2016.11.15 特集 2016年春に世界初公開されたポルシェの2シータースポーツ「718ケイマン」が、日本上陸を果たした。新たに開発された水平対向4気筒ターボエンジンや、一段と磨きのかけられた足まわり、こだわりの内外装は、どんな運転体験をもたらすのか。上級モデル「718ケイマンS」に試乗し、その実像に迫った。
  • BMW X1 xDrive18d Mスポーツ(4WD/8AT)【試乗記】 2016.12.5 試乗記 「BMW X1」に、ディーゼルエンジンを搭載した4WDモデル「xDrive18d」が追加された。BMW SUVラインナップのエントリーレベルを担うコンパクトモデルの実力を、ガソリンエンジン搭載車に対するアドバンテージとともにリポートする。
  • アウディR8スパイダー 5.2 FSIクワトロ(4WD/7AT)【海外試乗記】 2016.11.30 試乗記 アウディの新型「R8スパイダー」に試乗。アルミとカーボンからなる最新世代の骨格を備えた540psのスーパースパイダーは、より快適に進化しただけでなく、乗り手の魂を激しく揺さぶる官能性をも手にしていた。
  • アウディS4(8AT/4WD)【試乗記】 2016.11.25 試乗記 アウディA4」の高性能バージョンである「S4」が登場。最高出力354ps、0-100km/h加速4.7秒をマークする、最新スポーツセダンの実力とは? 艶(あで)やかなミサノレッドに身を包んだプレミアムな一台に試乗した。
ホームへ戻る