【F1 2005】第11戦イギリスGP、モントーヤがマクラーレンで初優勝!

2005.07.11 自動車ニュース

【F1 2005】第11戦イギリスGP、モントーヤがマクラーレンで初優勝!

F1世界選手権第11戦イギリスGP決勝が、2005年7月10日、イギリスのシルバーストーン・サーキット(5.141km)を60周して行われた。
3番グリッドからスタートしたファン・パブロ・モントーヤ(マクラーレン・メルセデス)が、ポイントリーダーでポールシッターのフェルナンド・アロンソ(ルノー)を抑え、昨年の最終戦ブラジルGP以来、マクラーレン移籍後の初優勝を飾った。

アロンソは2位に甘んじたものの、ランキング2位のキミ・ライコネン(マクラーレン・メルセデス)が3位に終わってくれたことで、チャンピオンシップ首位のポジションは安泰といったところ。ライコネンは2戦連続のエンジン交換-10グリッド降格ペナルティを跳ね除けポディウムをものにした。

4位はジャンカルロ・フィジケラ(ルノー)。前戦に続きまたもピットストップでエンストし、優勝した開幕戦以来の表彰台を逃した。
以下、フロントロースタートながら上位に食い込めなかったジェンソン・バトン(BARホンダ)が5位、地味にレースを終えたフェラーリ勢が続き、6位ミハエル・シューマッハー、7位ルーベンス・バリケロ。8位にはラルフ・シューマッハー(トヨタ)が入り、最後の1点を手に入れた。

トヨタのもう1台、ヤルノ・トゥルーリは、4番グリッドながらレース序盤にペースがあがらないという前戦同様の症状に悩まされ、ラルフの1つ下9位でゴールした。

BARホンダの佐藤琢磨は、フォーメーションラップの最後に誤ってエンジンカットのボタンを押してしまい、グリッドにつく前にマシンをストップさせてしまった。正規のスタートには参加できず、ピットに押し戻された後にコースへと入り、結果、トップから2周遅れの16位で完走した。

■マクラーレンvsルノー

レースは、チャンピオンシップを争うマクラーレンとルノーの一騎打ち。トップ2チームがそれぞれの優位性をまざまざと見せつけた。

最速のポテンシャルを持ちながら脆さを度々露呈しているマクラーレンは、土曜の予選直前、ライコネンのエンジンにまたもトラブルが発生。予選でポールシッターのアロンソの僅か0.027秒差という好タイムを計時しながら、ライコネンは10グリッド降格のペナルティで12番グリッドからレースを始めざるを得なかった。

そのぶん、チームメイトのモントーヤがレースで善戦。スタート直後にアロンソからトップの座を奪い、またピットアウト後の僅差の首位攻防戦にも勝ち、ミスなく移籍後の初勝利、自身通算5勝目、そして今シーズン初のポディウムフィニッシュを手に入れた。

私生活の怪我で2戦欠場、第8戦カナダGPでは優勝を狙えるポジションにいながらピット出口の信号無視で失格と、これまで3勝しているチームメイト、ライコネンの活躍に隠れていたモントーヤが、シーズン中盤でようやく復活した。

一方でエンジンの信頼性に泣かされてきたライコネンは、中盤グリッドから上位でフィニッシュするも、アロンソとの差を縮めることができず、徐々にポイント差が開きつつある。残り8戦、アロンソの得点は77点、ランキング2位のライコネンは51点。抜群の速さを持つマクラーレンに、リライアビリティが備われば、シーズン後半戦は盛り上がりを見せるだろうが……。

7月4戦の3ラウンド目、次戦は7月24日のドイツGPだ。

(webCG 有吉)


僅差の勝負を制することができなかったフェルナンド・アロンソ(写真先頭)は2位でゴール。周回遅れの処理にてこずり、ピットストップ後のポジション争いに負けた。それでもキミ・ライコネンの前でフィニッシュすることができ、ポイントリーダーのポジションがさらに確固たるものとなった。(写真=ルノー)


予選で好調、レースで不調な最近のトヨタ勢。予選4位のヤルノ・トゥルーリは、スタートで6位に後退、以後序盤は前戦同様グリップ不足でペースがあがらず、“走るシケイン”と化した。ピットストップ後に改善が見られたが、結果9位完走でポイントを逃した。チームメイトのラルフ・シューマッハー(写真)は、8番グリッドから8位でゴール、何とかチームに1点をもたらした。(写真=トヨタ自動車)


7番グリッドと上位を狙える位置を得た佐藤琢磨。フォーメーションラップの最後に、何と誤ってエンジンストップのボタンを押してしまい、レースを台無しにしてしまった。周回遅れでレースには参加し、16位完走。唯一のノーポイントドライバーという汚名を晴らすよう次戦に期待したい。(写真=本田技研工業)

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