【スペック】トヨタ・ソアラ:全長×全幅×全高=4515×1825×1355mm/ホイールベース=2620mm/車重=1730kg/駆動方式=FR/4.3リッターV8DOHC32バルブ(280ps/5600rpm、43.8kgm/3400rpm)/車両本体価格=600.0万円

トヨタ・ソアラvsジャガーXKRコンバーチブル/BMW Z8 【ライバル車はコレ】

トヨタ・ソアラの「ライバル車はコレ」 2001.06.28 試乗記 豊富な内容を誇るwebCG新車データベースのなかの人気企画「ライバル車はコレ」。自動車ジャーナリスト、河村康彦が、トヨタ・ソアラのライバルをピックアップした。

トヨタ・ソアラ (600.0万円)

“ハイソカー(死語)の王者”から一転。2001年4月3日に4代目へと進化した「ソアラ」は、日本車きっての贅沢なオープンカーへ華麗なる変身を遂げた。8割以上をアメリカで販売しようという、対米戦略車としての再出発である。
カタチばかりのリアシートを備えるものの、事実上は2人乗りオープン。すなわち、当初から「セカンドカー」としての使われ方が強く意識される。となると、もはやそれだけで、日本ではマーケットが限定される。主戦場はあくまで北米というわけだ。
今回は、1000万円を軽く超える2台の高級オープンカーをライバルとしてあげてみた。新型ソアラは、今までの国産車にはなかった、高級オープン市場向けのモデルなのである。

【ライバル車 その1】ジャガーXKRコンバーチブル (1310.0万円)

■“仮想敵”
600万円もするソアラの、さらに倍以上のプライスタグをつける、飛び切りゴージャスでエレガントなオープンカーが「XKRコンバーチブル」だ。トヨタはソアラの開発にあたって、この高級オープンモデルを“仮想敵”にしたという。そういえば、インテリアの雰囲気などに、両車一脈通じるものが感じられなくもない。しかし、“英国家具”のようなダッシュボードまわりの木目の使い方などは、本家ジャガーの方が一枚うわて。
日本では高級サルーンメーカーとして受け取られがちなジャガーには、一面スポーツカーメーカーとしての顔がある。スーパーチャージャーのサポートを受けた強力なエンジンや、50:50の前後重量配分にこだわったシャシーが生み出す走りは、ソアラのそれより遥かにスポーティな印象を与えてくれる。

【ライバル車 その2】BMW Z8 (1650.0万円)

■ドリームカー
アメリカ市場を念頭に置いた高級オープンモデルという点で、BMW「Z8」もソアラの対抗馬の1台。もっとも、何はおいても“走りの個性”を強く主張するBMW車らしく、Z8も見た目の雰囲気だけが売り物というクルマではない。
ソアラ同様のV型8気筒エンジンは、あのスーパーサルーン「M5」から移植されたユニット。スムーズさでは肩を並べるソアラでも、加速の強力さでは太刀打ちできない。何しろZ8の心臓は、5リッターの排気量から400psを発生するというモンスターユニットなのだから。
ボディも、こだわりにこだわり抜いたオールアルミ製。補修性などに課題を残すものの、ソアラより150kgも軽い重量はさすがだ。まさに“ドリームカー”である。

(文=河村康彦/2001年6月)


 
【スペック】
ジャガーXKRコンバーチブル:全長×全幅×全高=4770×1850×1305mm/ホイールベース=2590mm/車重=1780kg/駆動方式=FR/4リッターV8DOHC32バルブ(375ps/6150rpm、53.5kgm/3600rpm)/車両本体価格=1310.0万円
 

 
【スペック】
BMW Z8:全長×全幅×全高=4400×1830×1315mm/ホイールベース=2505mm/車重=1610kg/駆動方式=FR/5リッターV8DOHC32バルブ(400ps/6600rpm、51.0kgm/3800rpm)/車両本体価格=1650.0万円
 

 

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