お台場で5.7リッター全開! 「クライスラー・アメリカン ドリーム ドライブ」開催

2005.05.21 自動車ニュース

お台場で5.7リッター全開! 「クライスラー・アメリカン ドリーム ドライブ」開催

2005年5月21日と22日、東京はお台場のイベントスペース「お台場NOP街区」で、クライスラー全車を集めた試乗イベント「クライスラー・アメリカン ドリーム ドライブ」が開催される。それに先立ち、『webCG』がイベントを体験取材した。


コース設定は、ジープ・エクスペリエンスも担当したウェブ・アーノルドさん。

■HEMIにも乗れる!

日本人にはいまいちピンとこない“アメ車”のなかで、勢いが感じられるのがクライスラー。「PTクルーザー」に代表される、新しさのなかにクラシカルなモチーフを盛り込んだ、奇抜(?)で巧みなデザインのクルマに目を惹かれた方も多いのではないだろうか。
そのクライスラーが、お台場で体験試乗イベント「クライスラー・アメリカン ドリーム ドライブ」を開催する。すでにお馴染みのミニバン「ボイジャー」や、ユニークなセダン&カブリオレ「PTクルーザー」はもちろん、スペシャルティクーペ「クロスファイア」に加え、ラージサルーン「300C」(しかも5.7リッターHEMI搭載モデル!)にも乗れるという、豪華な内容である。


目玉の「300C 5.7 HEMI」。ストレートは最高80km/hに制限されるが、全長5mを超える巨大車のフル加速は圧巻。

クライスラーとジープブランドは近年、自社のクルマを実際体験(エクスペリエンス)してもらう“顧客体験”に力を入れており、2003年にお台場で「Jeep EXPERIENCE Tokyo 2003」を開催。今年4月には名古屋で同イベントを開き、1500人以上の方がジープを体験したという。今回は、クライスラーを体験していただこうというわけだ。


大排気量V8、しかもOHVと、いかにもアメリカンなHEMIユニット。トルキーで吹け上がりは軽く、しかも静かだ。

■粋なはからい、気の利いた趣向

ジープエクスペリエンスの場合、臨海副都心に忽然とオフロードコースを出現させて度肝を抜いたが、今度は乗用車だけに、コースはパイロンによってつくられた平坦なもの。とはいえ試乗してみるとモデルごとのキャラクターが感じられる、巧みなつくりになっていた。


ペイントを施した、PTクルーザーコンセプト。

最初に乗ったのは、一番人気と目される「300C」。試乗車は5.7リッターV8 OHVを搭載する上級モデルのみである。大排気量OHVユニットを積むアメリカンサルーンの醍醐味が味わえる、ちょっと“粋なはからい”だ。ストレートを長く採ってコース設定によって、340psと53.5kgmのフル加速を試すことができるのも気の利いた趣向。猛加速するラージサルーンのインパクトは強烈である。


ボイジャーをロールさせて走るも、また楽し。ドライバーとして、『ベストカー』(講談社)の小野正樹さんにお手伝いいただきました。ありがとうございます!

自分でステアリングホイールを握るのが好きなら、クロスファイアがお勧め。大小の360度旋回を含むジムカーナ風のコース設定で、FRならではのハンドリングが楽しめた。もちろんサーキットではないので無理は禁物とはいえ、「アっ!」と思う前にESPが助けてくれるのも頼もしい。


ボイジャーの積載能力をダンスとともに実演。なにもない広場に、みるみるパーティ会場ができあがり。

■クライスラーの“空気”や“匂い”

ボイジャーとPTクルーザーは、車種的に“お気楽コース”ではあるが、クローズドだから一般道よりコーナーで頑張れる。元祖ミニバンのボイジャーをロールさせて走るのも一興だ。PTクルーザーは2005年モデルから、エンジンが2.4リッターに拡大されたことに加え、足まわりやブレーキの感触がグっと上質になっていること驚いた。最新モデルの進化ぶりに、むしろ従来ユーザーが悔しい思いをするかもしれない……。


子供でも楽しめるイベントも用意されている。写真はPTクルーザーにボールを詰め込む「PTバスケット」。タイムで競うゲーム形式。

上記の試乗ができるのは事前の応募者のみで、残念ながらビジターが乗ることはできないが、入場は自由。ボイジャーのシートアレンジでタイムを競うゲーム、クラシック・クライスラーのパレードや、ESPの効果を実車で実演するなど様々な催しが用意されており、ブラっと立ち寄っても楽しめそうだ。


土日はのべ12台のクラシック・クライスラーの展示&パレードランが行われる。写真は1958年型の「プリマス・フューリー」。フューリーはパワフルな専用エンジンを搭載するサルーンとして、56年に登場したプリマスのトップモデルだ。

なにより、会場を包む楽しげな雰囲気がクライスラーブランドらしいトコロかもしれない。ダイムラークライスラー代表取締役副社長のクリストファー K. エリス氏は「お客様と一緒に、私たちも楽しみたい」と語ったが、実車をアレコレ説明するのではなく、クライスラーだけがもつ“空気”や“匂い”みたいなものがエクスペリエンスできる、そんなイベントだと思った。

(webCGオオサワ)


ダイムラークライスラー代表取締役副社長のクリストファー K. エリス氏

クライスラー:
http://www.chrysler-japan.com/

ジープ:
http://www.jeep-japan.com/

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