トスカーナのぶどう畑から〜新型ジープ・グランドチェロキー試乗会日記 延長戦

2005.04.18 From Our Staff

トスカーナのぶどう畑から〜新型ジープ・グランドチェロキー試乗会日記 延長戦

イタリアの古都フィレンツェへで新型「ジープ・グランドチェロキー」取材を終え、帰国の途につく『NAVI』鈴木真人。しかし、飛行機を目の前に思わぬハプニングが!!

今回の旅日記は、2回で終わるはずでした。そう、フィエレンツェ空港でフランクフルト行きの搭乗口を通るまでは、すべて順調だったのです……。

8時にホテルを出て、東京並みの渋滞の中を空港へ向かいました。5キロもない道のりを30分ほどかけて移動し、チェックインを済ませます。ボーディングは9 時半ですから、お土産なんぞを買う余裕もあります。定刻より少し遅れて搭乗開始。飛行機に移動するためのバスに乗り込んで待機します。
しかし、10分経っても動く気配がありません。さすがにイライラしはじめた頃、「メカニカルトラブルで15分ほど遅れます」とのアナウンスがありました。

待合室に戻って、修理が終わるのを待ちます。まったく、飛行機というのは何が起こるかわかりません。フランクフルトの乗り継ぎ時間に笹目さんと森口さんの対談を行おうと思っていたのですが、さっそくここでお話をうかがうことにしました。飛行場の待合室で対談というのも、なかなかオツなものです。

話が佳境に入ってきた頃、「アテンツィオーネ!」という声がスピーカーから聞こえてきました。なんと、フライトがキャンセルになった、というのです。
出発ロビーから到着ロビーに移って、さっき預けたばかりの荷物を受け取ります。こういうトラブルの際は、遠慮していては損。急いでまた出発ロビーに戻り、代わりのフライトを手配すべくカウンターやチケットビューローなど、可能性のあるすべての行列に手分けして並びます。

ここで活躍したのが、「エアラインに強いカメラマン」こと、今回のオフィシャル・フォトグラファーを務めた小林稔さんです。そういえば、前回のトラブルの時も、すぐに航空会社に電話をして情報を集めてくれました。またもホットラインを駆使して最前の方策を探ります。すぐさまミュンヘン経由で成田に向かう便を確保し、ひと安心です。素晴らしい写真を撮るだけでなく、ここでもいい仕事をしてくれました。

再び搭乗口に戻って、バスの到着を待ちます。10時の出発のはずが、12時55分の便ということになりました。しかし、ようやくゲートが開いたのが1時過ぎ。そして、またもバスの中で10分以上待たされます。だんだん不安になってきます。
そういえば、東京を出発する時も成田に向かう途中に地震があったし、案内表示に「逆走車あり、注意」なんてとんでもないことがかいてあった。最初から呪われていたんだ……とネガティブな気分になってきた頃、ようやくバスが動き出しました。

朝ご飯を食べなかったので、さすがにお腹がすいてきました。機内食がこんなに楽しみに思えるのは久しぶりです。
水平飛行に移って、プレートが配られます。テーブルを出してワクワクしながら待っていましたが、なかなか僕のところには持ってきてくれません。ほかの人には飲み物を配りはじめています。さすがに変だと思って抗議したら、すまし顔で「品切れです」とかほざいている。これは許せない。少なくとも、文句を言う前に謝りにこいよ。

正直なところ、フライトがキャンセルになっても、もう一泊すればいいや、と軽く考えていました。しかし、お腹が減っているのにご飯がないと言われては、怒りが爆発します。怒りながら、ちょっと情けなくなりましたが。

前回、フランスでトラブルが起きた時は、まあこういうこともあるわな、と比較的冷静な気持ちでいました。今度なぜか寛容な気持ちになれなかったのは、たぶんドイツの航空会社にこんなトラブルが起きるはずがない、と思い込んでいたからでしょう。
クルマでも、イタ車やフランス車が壊れても平気なのに、ドイツ車が故障すると腹が立ったりします。期待値が高いのは、損かもしれませんね。

ミュンヘンでの乗り継ぎ時間はわずか20分。久しぶりに走って、なんとか間に合いました。乗り込んでみると、機内は行きの便と比べて新しくてきれいです。ミュンヘンの便は新しい機体を採用したと、聞いたことがあります。シートもフラットになって、ずっと快適です。これは得をした、とすっかりいい気分になってしまいました。物事はポジティブに考えたほうがいいですよね。(おわり)

(NAVI 鈴木真人)

トスカーナのぶどう畑から〜新型ジープ・グランドチェロキー試乗会日記 延長戦の画像
トスカーナのぶどう畑から〜新型ジープ・グランドチェロキー試乗会日記 延長戦の画像
「エアラインに強いカメラマン」小林稔さん(右)。
「エアラインに強いカメラマン」小林稔さん(右)。
昔のジープはこんなにワイルドだったんですね。これは、CJ2というレアなモデル。
昔のジープはこんなにワイルドだったんですね。これは、CJ2というレアなモデル。
トスカーナのぶどう畑は、まだ芽吹いていませんでした。でも、春はすぐそこに来ています。
トスカーナのぶどう畑は、まだ芽吹いていませんでした。でも、春はすぐそこに来ています。

この記事の大きな画像を見るためには、画像ギャラリーをご覧ください。