星空のために幌を開けよう! (前口上) - 01


月刊webCGセレクション6月号

星空のために幌を開けよう!

















「オープンカー原理主義」ってやめませんか



夏だ、オープンカーの季節だ……というのは真っ赤なウソで、実はこれ からは幌を開けてクルマに乗るのは厳しい時期。でも、自由に考えれ ば、快適なオープンカーライフが送れるんです。

「オープンカーの正装」って?

今年ももう6月。もうじきイヤな梅雨が来て、でもそれが過ぎ去れば、いよいよ夏だ。夏、降り注ぐ太陽とくれば、オープンカーの季節だ……というのは、オープンカーを所有している、もしくはしたことのある方なら容易に想像がつくと思うが、真っ赤なウソである。夏の降り注ぐ太陽の下、屋根を開けて乗ったりしたら人間はひからびてしまう。そもそも日本の夏は湿気も多く、オープンで乗っても、気持ちよくないどころか不快ですらあるというのが実際のところだ。

じゃあ、これからの季節、オープンカーは役立たずなのだろうか。いや、実はそんなこともないはずである。これまでの不文律みたいなものを捨てて、もっと自由に接したならば、オープンカーはやっぱり、プラスアルファの面白さを、艶めきを、カッコよさを満喫させてくれるだろう。

まず提案したいのは、オープンにするのは時々でいいということだ。せっかくのオープンなのに、と思われるかもしれないが、そうやって無理にオープンを貫いた結果、自分自身が暑さや湿気に参ったり、同乗者が不快な気分になったりしては、元も子もない。「オープンカーはトップを開けているのが正装」と主張するオープンカー原理主義者は納得しないかもしれないが、ここは60年代のイギリスの片田舎ではないのだ。

日中、オープンにして走るのが本当に気持ちいいのは、春先もしくは秋のほんの短い期間ぐらいのもの。本当は、冬場に防寒対策を整えてヒーターをガンガン効かせて走らせるのも爽快だが、それとて独りの時だけにしておいたほうがいいかもしれない。

普段はトップは閉じて。そんなことを主張できるのは、最近のオープンカーは閉じた状態での快適性が非常に高いからでもある。それこそトップを開けているのが正装だった昔のオープンカーでは、そうはいかなかったのだ。とりわけ、先代メルセデス・ベンツSLKの登場以降、すっかり主流となったメタルトップのオープンモデルなら、クローズ時には普通のクーペと変わらない快適性が得られるし、見た目もそれはそれでオープン時とは違った味わいを醸し出している。




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