モロッコから愛を込めて〜BMW国際試乗会日記 その7「旅の終わり」

2005.03.25 From Our Staff
 
 モロッコから愛を込めて〜BMW国際試乗会日記 その7「旅の終わり」

モロッコから愛を込めて〜BMW国際試乗会日記 その7「旅の終わり」

BMWの国際試乗会に参加するため、2005年3月10日に日本を発った『NAVI』鈴木真人。出発早々ハプニングで始まった旅も、スペインからモロッコをへて無事終了。旅の終わりが近づいてきました。

砂漠では、なぜかみんな寝転ぶようです。ラクダも、人間も。
 モロッコから愛を込めて〜BMW国際試乗会日記 その7「旅の終わり」

砂でさえぎられた視界を130km/hで!

すべての日程を終え、あとはMINIでエルラシディア空港まで走るだけです。昨日のドライビングレッスンで砂まみれになったボディはきれいに洗車され、約80kmの行程を待ち受けています。

しかし、空の様子が変です。全体にオレンジがかったような色を帯び、太陽ははっきりと姿を現しません。砂嵐がやってきたのです。先導してくれるラウノ・アルトーネンさんから、「ヘッドライトをハイビームにして、車間距離を十分にとって安全なスピードで走るように」と訓示がありました。視界が悪く、結構危険な状態のようです。

「MINI」と「砂漠」はイメージとして全然結びつかなかったのですが、驚くほどの走破性を見せてくれました。
 モロッコから愛を込めて〜BMW国際試乗会日記 その7「旅の終わり」

道に出ると視界は砂でさえぎられ、遠くが霞んで見えます。アスファルトの上にははっきり見えるほどの量の砂がたまり、見るからに滑りやすそうです。大事をとってゆっくりと隊列を組んで走行する……はずだったのですが、いきなり130km/hを超えるスピードで飛ばし始めました。年はとっても熱血は衰えないラウトーネンさん、ついついアクセルを踏み込んでしまうようです。いくらほとんど直線とはいえ、路面状況を考えるとちょっとプレッシャーがかかります。

今回のイベントの対象は自動車メディアではなく「ライフスタイル誌」だったわけで、参加したのもモータージャーナリストではありません。それなのに、オンロードでもオフロードでも、結構なスピードの移動に平気でついてくるのです。やはりハイスピードなモビリティが日常となっている人々だけあって、このくらいは鼻歌でこなしてしまうようです。

 
 モロッコから愛を込めて〜BMW国際試乗会日記 その7「旅の終わり」

最後の料理は奮発

MINIと砂漠に別れを告げ、再び27人乗りのジェットでマドリッドヘ。ここで解散して、参加者は自分の国へと帰っていきます。到着したのが1時半で、シャルル・ドゴールで日本行きの便が出るのが夜の11時15分。ちょっと中途半端な時間が空いてしまいました。空港のラウンジでぐだぐだ過ごすのも癪です。本当は7時半マドリッド発の便に乗ることになっていたのですが早い便に変更してもらい、シャルル・ドゴールについたのが7時近く。急いでパリ市内に向かい、マドリッドから電話しておいたパリ在住のカメラマンの梅原絵里さんの案内で、小さなビストロに入りました。

モロッコの料理はおいしかったのですが、ちょっと残念だったのがワインでした。赤も白もあまりに野趣豊かで、洗練された味が恋しくなっていたのです。そこでちょっと奮発し、まず頼んだのが1999年の「ボーヌ」。土の香りがほのかに感じられて、前菜に頼んだ「キノコのガーリック炒め」とピッタリの相性でした。さすがに3人ではすぐに1本空いてしまったので、もう1本選んだのが1998年の「シャトー・バタイユ」。こちらはボルドーらしい強さを持っていて、メインの「鶏肉のカレー風味」のスパイシーな味わいにも十分マッチするものでした。デザートも食べずに大急ぎで空港に向かい、なんとかボーディングに間に合いました。

シルクでできたこのフード付きのゆったりとした衣装は、夏の風呂上がりに気持ちよさそうです。(編集部にて/写真=高橋信宏)
 モロッコから愛を込めて〜BMW国際試乗会日記 その7「旅の終わり」

さて、旅はいつか終わるもの。モロッコの砂漠で太陽に灼かれたことなど、今では夢のようです。それで、ときどき編集部でもスークで購入してきたベルベル人の衣装を着込み、彼の地を懐かしみながらデスクに向かっています……というのはウソですが、モロッコは本当に素敵なところでした。

さあ、感傷に浸っていないで、これからBMW7シリーズとMINIの試乗記を書かねばなりません。この『webCG』と『NAVI』の両方で違った角度からインプレッションをお届けしますので、今しばらくお待ちください。その前に、高橋カメラマンが激写してきた数々の写真を「caprscope」で紹介し、また動画で砂漠を走るMINIの姿を公開します。そちらもお楽しみに。

(NAVI 鈴木真人)

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