モロッコから愛を込めて〜BMW国際試乗会日記 その6「自然をなめるな」

2005.03.24 From Our Staff

モロッコから愛を込めて〜BMW国際試乗会日記 その6「自然をなめるな」

BMWの国際試乗会に参加するため、2005年3月10日に日本を発った『NAVI』鈴木真人。モロッコで「MINI」のイベントに参加し、「ドライバーズ・トレーニング」を体験した。

今日が「MEET THE HEET. MOROCCO 2005.」の本番です。
まずミニに乗って、近くの町の「スーク」と呼ばれる市場に出かけました。肉や野菜、スパイスなど、生活に必要な雑貨が並べられているほかに、お土産も売られています。店に入らなくても、「マイ・フレンド、ナイス・プライス!」などと言いながら次々と売り子が寄ってきて、うっかり受け答えをすると相手のペースに乗せられてしまうのです。トゥアレグ族の首飾りと称するものを売りつけられてしまいました。500ディルハム(6000円くらい)というのを200ディルハムまで値切ったのですが、それが本当に安いのかどうかはわかりません。

「メルズーカ」まで移動して、いよいよドライバーズ・トレーニングが開始されました。教えてくれるのは、「フィンランドのラリー・プロフェッサー」ことラウノ・アルトーネンさん。1960年代にモンテカルロ・ラリーやサファリ・ラリーにミニで参加して活躍し、その後BMWのドライバーズ・トレーニングの指導を長年行ってきた方です。

まずはその息子さんで同じくラリー・ドライバーのティノ・アルトーネンさんから、パイロン・スラロームなどの基礎を習います。DSCのスイッチをオン・オフし、クルマの挙動がどう変わるかを体験するのです。コースは砂漠そのものではないのですが、ダートの上に砂が大量に乗っていて、とても滑りやすくなっていました。

今回テストしたミニには新しく「リミテッド・スリップ・デフ」が装備されていて、それによってこのような路面状況でもトラクションを得られるということをアピールするのが狙いです。最初はおっかなびっくりですが、だんだんクルマをコントロールできるようになって面白くなってきます。最後にティノさんの横に乗せてもらい、神業のようなテクニックを堪能させてもらいました。

次は、1周500メートルほどのコースで「プロフェッサー」の指導を受けます。ラウノさんの後についてまわってから1台ずつスタートするのですが、コーナーを2つほどクリアした先に、前のクルマがいきなりコースアウトして、砂に埋まっていました。オーストラリアから来た60歳くらいのふくよかな女性で、元気いっぱいです。ここでも最後に「フライング・フィン」の走りを助手席で体験することができました。

午後は「クォッド・エクスペリエンス」とスケジュールに記されていて、なんだろうと思っていたら、これはサンドバギーのことなのでした。砂漠の丘に、これで登ろうというのです。インストラクターに教えられながら斜面に挑むのですが、途中で後輪が空転して砂にめり込んでしまいます。何度か繰り返すうちにコツがわかってくると、フルスロットルでコーナリングするのが楽しくなってきました。調子に乗ってスラロームしていたら、うっかりバンプに乗ってしまってバギーがジャンプし、あっという間に放り出されてしまいました。砂の上とはいえ、頭から落ちてヘルメットの中は砂まみれ。大自然をなめてはいけません。

夜はバスで「クサール」というスルタンの宮殿に移動して最後のディナーです。なんとバスにはモロッコのバンドが乗り込んでいて、走行中ずっとにぎやかに演奏しているのです。歌は「ボラボラー」とか「アシタニ、アシタニ」とか単純なフレーズを繰り返すだけなのですが、タブラの響きときれいなコーラスが耳に心地よく、ちょっとしたトランス状態に陥りながら聞き入ってしまいました。

(NAVI 鈴木真人)

 
モロッコから愛を込めて〜BMW国際試乗会日記 その6「自然をなめるな」の画像
「プロフェッサー」ラウノ・アルトーネンさんの隣に乗ってプロの走りを体験。こういうのは、本当に役得だと思います。
「プロフェッサー」ラウノ・アルトーネンさんの隣に乗ってプロの走りを体験。こういうのは、本当に役得だと思います。
ちょっと走っただけで、クルマはすぐに砂だらけ。こうやって文字も書けます。
ちょっと走っただけで、クルマはすぐに砂だらけ。こうやって文字も書けます。
砂漠にいちばん適した乗り物が、このラクダ。後ろに見える砂の山に行き、サンドバギーで悪戦苦闘しましたが、こののんきな顔の動物なら楽勝だったはずです。
砂漠にいちばん適した乗り物が、このラクダ。後ろに見える砂の山に行き、サンドバギーで悪戦苦闘しましたが、こののんきな顔の動物なら楽勝だったはずです。
2時間近く砂と格闘して、疲労困憊。カラダも髪の中も砂まみれになってしまいました。
2時間近く砂と格闘して、疲労困憊。カラダも髪の中も砂まみれになってしまいました。
最後のパーティーでは、お決まりのベリーダンスが披露されました。見事な腰の動きです。
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