モロッコから愛を込めて〜BMW国際試乗会日記 その5「アフリカ大陸へ」

2005.03.18 From Our Staff

モロッコから愛を込めて〜BMW国際試乗会日記 その5「アフリカ大陸へ」

BMWの国際試乗会に参加するため、2005年3月10日に日本を発った『NAVI』鈴木真人。7シリーズの試乗を終え、スペイン・マラガからアフリカ大陸モロッコへ。今度は、「MINI」のイベントに参加するのだ。砂漠からのリポート。

マラガはスペインの南端にあるので、モロッコはすぐ近くです。でも、次に参加するミニのイベント、「MEET THE HEET. MOROCCO 2005.」はマドリッドから始まるので、いったん北に移動しなければなりません。BMW750Liのリアシートに収まってマラガ空港に行き、マドリッド空港まで1時間のフライトです。

モロッコの「エルラシディア」までは、チャーター便が用意されていました。指定されたゲートに行くと、イタリア語、ドイツ語、よくわからない言葉(あとで聞くとオランダ語でした)など、さまざまな響きで会話が交わされています。

このミニのイベントは、ヨーロッパ各国のライフスタイル誌を対象として行われるもので、日本人どころかアジア人はほかに誰もいません。『NAVI』はいわば「アジア代表」として参加するのです。

27人乗りの小さなジェット機でひたすら南下します。ジブラルタル海峡を越えてアフリカ大陸にさしかかると、空から見る風景が一変します。荒々しく切り立った渓谷が続いたかと思えば赤茶けた砂が延々と広がり、恐ろしくスケールの大きい地形がダイナミックに切り替わっていきます。山並みに雪が残っていたのは意外でしたが、そこは富士山並みの高さだったのですから、考えてみれば当然ですね。

エルラシディア空港に到着すると、そこにはすでに「MINI」がずらりと並べられていて、すぐに乗り込んで出発しました。砂漠の中を舗装された一本道が通っているのですが、やはり路面には砂が入り込んでいてかなり滑りやすくなっています。

バイクや自転車、そして歩行者も結構たくさんいて、注意して進まなくてはなりません。途中、オアシスに立ち寄ってお茶(ミントティー。熱く、とても甘い)をいただきます。狭い道を通っていくと、子供たちが目を輝かせて手を振っています。それはうれしいのですが、ギリギリまで近づいてクルマをさわろうとするのには閉口します。

日暮れてくると、あたりは急速に暗くなります。対向車線には時折古いメルセデスや「ルノー・キャトル」などが走ってくるのですが、おしなべてライトをつけていません。やはり、視力のいいドライバーが多いのでしょうか。80キロほど走り、「エルフード」という町の近くにある宿に到着しました。砂漠の中にぽつんと建っていて、まわりには何もありません。

夜はウェルカムパーティーで、モロッコの伝統的な料理をいただきました。「ハリラ」というマメのスープ、「パスティラ」というシナモンシュガーをまぶしたチキンパイなど、どれもスパイシーでおいしい料理でした。

さて、ホテルに帰ってきて気づいたのですが、部屋の電話には内線機能しかついていないのでした。イーサネットなんてもちろんないし、インターネットに接続することはできません。この日記は、マドリッドに到着してから送ることになりそうです。

(NAVI 鈴木真人)

 
モロッコから愛を込めて〜BMW国際試乗会日記 その5「アフリカ大陸へ」の画像
エルラシディア空港に到着。敷地内からミニ・クーパーSに乗り込み、コンボイを組んで走ります。
エルラシディア空港に到着。敷地内からミニ・クーパーSに乗り込み、コンボイを組んで走ります。
途中で立ち寄ったオアシスで休憩。デーツ(ナツメヤシ)とオリーブの栽培を生業にしているそうです。このかたは、オアシスのオーナーさん。
途中で立ち寄ったオアシスで休憩。デーツ(ナツメヤシ)とオリーブの栽培を生業にしているそうです。このかたは、オアシスのオーナーさん。
モロッコの伝統的な料理のひとつ、「タジン」という煮込み料理。
モロッコの伝統的な料理のひとつ、「タジン」という煮込み料理。
なぜかターバンの巻き方を習いました。翌日、砂漠で風や砂をよけるのにとても便利であることを知ります。
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