【スーパーGT】日産、ホンダ、トヨタがテストに参加

2005.03.02 自動車ニュース

【スーパーGT】日産、ホンダ、トヨタがテストに参加

2005年、JGTCからスーパーGTへ生まれ変わるGT選手権の主役たちが、岡山国際サーキット(旧TIサーキット英田)に姿を現した。NISMOが占有走行を予定していた2005年2月23-25日のテストに、ホンダ、トヨタ陣営が相乗りし、シーズン前の試走を行ったのだ。

■「スープラより速くしたよ」

テストに参加したのは、GT500クラスでは3連覇、Zでの連覇、そして新シリーズ初代チャンピオンを狙うNISMOが、05モデルのZを3台。ホンダレーシングは、TAKATA童夢が05モデルNSX-GT 1台と04モデル1台、ARTAが05モデル1台の計3台。トヨタはサードが05モデル・スープラ1台と04モデル1台、TOMSが04モデルを2台と計4台を持ち込んだ。
GT300クラスは、Zが3台、M-TEC NSX 1台、TEAM TAKEUCHIがセリカ1台を投入した。

各陣営とも開幕戦に向けてデータ取りに余念がない。セッティングを何通りも変更して、タイヤを試すメニューを黙々とこなしていた。
開幕前ということもあり、ピリピリとした緊張感がただよう。ピット内の取材は断られ、マシンのフード類が開けられ内部が見えるときは撮影禁止という状態。ホンダ陣営は、走行時間が終わると即座にシャッターを下ろしていた。

そんな中、チャンピオンチームのNISMOの監督、ドライバーに話を聞くチャンスがあった。
05年モデルのZは、空力を見直しドラッグの低減につとめ最高速を伸ばすなど、様々な改良が施されたという。出川洋監督は「スープラより速くしたよ」とニコニコ。昨年の最終戦・鈴鹿で優勝したインパルの井出有治は、「12号車が間に合わなくて、テスト車両に乗りました。トラクションがよくなっていて、タイヤが古くなった状態でも安定している。レースで周回を重ねたときに有利に働くと思う」と話した。

テスト2日目のトップタイムを出したミハエル・クルムも、「小さなコーナーでの立ち上がりでもホイールスピンが少なく、トラクションがよく効いている」と好感触。「(マシンを)壊すわけにいかないからね、抑えて走った。04年モデルとの違い? はっきり言って04のことは忘れた。このマシン(05)を知ることに専念している。知らないと何も試せない。自分だけ速くてもだめだから、柳田と2人ともが乗りやすいマシンにするのが大事。ドライブのフィーリンクが似ているようなので、うまく行っているよ」

今シーズンからGT500クラスをドライブする柳田真孝は、「走った後に、セッティングの感想を話すと、(先輩の)クルムさんと同じということがある。そういうことが徐々に自信になってきている。クルムさんに頼ってばかりはいられないですから、がんばります。クルムさんがポール取っても、スタートで僕が順位を下げるわけにはいきませんからね」と話し、2人とも開幕戦はポールから優勝を狙う意気込みだ。

チャンピオンコンビのひとりである本山哲は、05年モデルについて「正常進化です。よくなってますよ」「リチャードとのコンビもまったく問題ないし、今年も狙います」と3連覇に向けて好感触を得ているようだった。

(文&写真=KLM Photographics J)

【スーパーGT】日産、ホンダ、トヨタがテストに参加の画像

05モデルの「スープラ」。リアフェンダーの形状、エキゾーストの位置が変っている。エキゾーストはリアフェンダーの直前になっている。

05モデルの「スープラ」。リアフェンダーの形状、エキゾーストの位置が変っている。エキゾーストはリアフェンダーの直前になっている。

05モデルの「NSX」。横から見るとフロントのチンスポイラーとリアバンパーの形状が変わって、全長が伸びているようだ。

05モデルの「NSX」。横から見るとフロントのチンスポイラーとリアバンパーの形状が変わって、全長が伸びているようだ。

この記事の大きな画像を見るためには、画像ギャラリーをご覧ください。