【カーナビ/オーディオ】ドレスアップカーに、熱い盛り上がりを見せた福岡オートサロン

2005.03.02 自動車ニュース

【カーナビ/オーディオ】ドレスアップカーに、熱い盛り上がりを見せた福岡オートサロン

大阪オートメッセの1週間後の2月18日〜20日、今度は舞台を九州に移して「福岡オートサロン」が開催された。ここでも主役はドレスアップカーだが、九州は音楽好きが多いのかオーディオ関連のメーカー、ショップがかなり幅を利かせていた。


【写真上】いつもはプロ野球の熱戦が繰り広げられる福岡ドームが、この日はクルマ好きの祭典に。ふだんは広く感じるグラウンドもこの日はいくつものブースが所狭しと並んでいた。
【写真下】東京、大阪と続いてここ福岡でも「モバHO」は積極的に展開。元気のいいアクションステージが見る者の足を止めていた。

■期待のデジタル放送「モバHO」

──大阪オートメッセに引き続き、今度は福岡オートサロンです。今回もオーディオ関連のブースを中心に報告します。
石田:会場が福岡ドームということもあって、東京オートサロンや大阪オートメッセより規模は小さいですが、地元のショップの出展が多くて、アットホームな雰囲気ですばい。

──そんな、無理に博多弁を使わなくてもよかとです。普通にいきましょう。
石田:はいはい。入り口を入るとフィールドの会場全体が見渡せるんですが、一番目立っていたのはモバイル放送(モバHO)のブースでした。モバHOは東京、大阪にもブースを出して、認知度アップに一生懸命でしたね。もっとも、大阪のニュートラムの駅近くで、モバイル放送の紙袋を配っていたお姉ちゃんは「モバHOです」ではなく「モ〜ホで〜す。よろしくお願いしま〜す」って言ってましたけど(笑)


クレードルタイプは着脱式だが、固定でもいいという人の商品がこちら。手前のハイダウェイユニットと上方の白いコントローラーで手持ちのカーナビはオーディオと組み合わせる。こちらもオープン価格。

──モバHOって、どんなものなんですか?
石田:クルマなどの移動体でも楽しめる、衛星による映像と音声のデジタル放送です。有料で現在、映像7チャンネル、音声30チャンネル、データ情報約60タイトルが楽しめます。衛星放送だから日本中どこでも同じ放送を楽しむことができて、デジタルだから映像や音声のクオリティも高い。


アンテナは直径で約5cmほどのコンパクトなもの。

──ドライブ中に衛星放送を見るというと、大きなパラボラアンテナをクルマに付ける?
石田:BSやCSよりも強力な電波を出しているので、受信側はBSやCSのような大きなパラボラアンテナを必要としません。アンテナは5〜6年前のカーナビのGPSアンテナ程度の大きさですね。衛星放送だから基本的に衛星の電波を直接受ける必要がある、つまり、衛星がある方向の空が開けている必要があるわけですが、モバHOの場合はギャップフィラーという再送信設備によって、屋内でも受信できるように工夫しています。
ギャップフィラーは首都圏、名古屋、大阪、神戸といった都市部から段階的に設置されていく予定で、対応予定時期は首都圏が4月、名古屋が5月、大阪・神戸が6月とされています。もっともトンネルや地下、高層ビル、建物の奥では受信できませんが。また高速道路上は、ほぼ全国的に受信できます。


手持ちのモニターに映し出せるクレードルレシーバー(写真後方)。リモコンは付属するがアンテナは別売。オープン価格だが、実勢価格で約5万円。

──モバHOを見るにはどうすればいいんでしょう?
石田:まず、受信端末を手に入れる。いま液晶モニター付きのコンパクトなポータブルタイプと、ノートパソコンでモバHOを見るためのPCカード型チューナーが発売されていて、ポータブルタイプが6〜7万円前後、PCカード型が1万円弱。車載用は手持ちのモニターを利用できるハイダウェイタイプと、チューナー&モニター一体型でクルマでも家でも使えるクレードルタイプが出る予定ですが、発売がちょっと遅れているようです。そして受信端末を手に入れたら加入手続き。仮登録をして2週間は無料。その間にどのサービスにするかを決めて、申し込めばいい。


アルパインが支援するショップの数々。どれもセンスのいいブース・ディスプレイだった.。

──料金はどれくらいなんですか?
石田:加入料は2500円(初回のみ)で、月々の支払いは基本料400円+パックチャンネル料金。映像7チャンネル+音楽・音声30チャンネルのパックが2080円/月で、映像チャンネルのみのパック、音楽・音声チャンネルのみのパックが各1380円/月、データ情報のパックは300円/月となっています。
あと、競馬放送のグリーンチャンネルが月1260円/月。この料金がリーズナブルと感じる人なら、加入して損はない。映像系はMTVだとかチャンネルONEだとかがあるし、音声チャンネルはクラブ系からオリコン、ビルボード、フォーク、懐メロ、演歌まで、音楽番組がけっこう充実しています。


そのうちの1店、山口市のパラドックスが展示していたミニ。女性のオーナーはオーディオのことはよくわからないからおまかせでと依頼したそうだが、こんなにセンスよく作ってもらえばさぞや喜んだだろう。

■イベントに力を入れるアルパイン

──ほかのブースも見てみましょう。メーカー系は東京〜大阪〜福岡と、ほぼ同じスタイルですから、九州ならではのブースを。
石田:アルパインは各イベントで地元のショップとジョイントして、ブースを大きく見せていますが、このやり方はうまいと思う。今回、参加していたのは福岡のエナジーやNEWS、山口のパラドックスなどです。あと、アルファオーディオも、九州のショップのクルマを展示するブースを用意していた。アルファオーディオは10年連続で参加しているそうです。地元のイベントを盛り上げようという意識が高い。


こちらは福岡のサウンドエナジーの「BMW X5」。アルパインのDVDオーディオ対応のニューF#1をフル装着。

──気になるクルマ、ありました?
石田:エナジーはiPodが楽しめるクルマを展示していましたね。「ダイハツ・コペン」ですね。アルパインのCDヘッドユニットとiPod用アダプターのパッケージモデル、「CDA-9855Ji」を使って。こんなクルマが1台あったら楽しそう。同じくエナジーの「BMW X3」もすごかった。アルパインのニュー「F#1Status」を搭載した6.1chサラウンドシステムですが、DVDオーディオでジャズのライヴを聴いたときの臨場感が素晴らしい。後ろから拍手が聞こえてきたりして、ライヴ会場の前の席にいる雰囲気。思わず、振り向いちゃいましたもん、僕。誰か後ろに乗っているのかなぁと思って。パラドックスのミニは、実用性を兼ね備えつつ、造りも美しい。このクルマ、お客さんのクルマとのこと。ちなみにオーナーは女性だそうです。だから、実用性がなければいけないし、イベントに展示するんだから、ひと目をひかなければいけない。そのバランスが絶妙ですね。


2台のハマーと2人のキャンギャルを横にご満悦の朝倉氏。二玄社主催の関西イベントにはよく出展してくれるのでご存知の読者も多いだろう。

■九州といえば……

──九州といったらアルファオーディオですよね。
石田:そう、それと忘れちゃいけないのが「あーさん」こと浅倉さんのサウンドブルース。その両者が共同で出したブースには、ハマーH2が2台展示されていました。スピーカーはフォーカル。なかなか、いい音してましたよ。サウンドブルースは、ハマーのような特殊なクルマでも難なくインストールしてくれるありがたいお店です。ダッヂ・バイパーにもオーディオをインストールしていましたし。


アルファオーディオはこんなユニークなものも扱っている。一見するとちょっと変わった腕時計だが、これでも立派なトランシーバー。この夏発売予定。

───私はアルファギフトプランニングが展示していた腕時計型トランシーバーを欲しいと思った。
石田:Xtactの「X33X WristLinx」というヤツですね。あれ、ボクも欲しい。取材に便利そう。

──そうなんですよ。何台かのクルマを連ねて取材に出かけるときに便利。ということは、ツーリングにも使える。あと、クルマの撮影時、カメラマンから位置調整の指示を出すときとか。腕時計型だから、わざわざトランシーバーを持ったり置いたりする必要がない。でも、運転中だと、いちいちTALKボタンを押すのがめんどうかも。
石田:声に反応して自動的に通話状態になる設定もできるそうですよ。VOX機能というんですが。これなら、両手でステアリングを握ったまま通話できる。


オートサロンらしい出展風景もご紹介。ドレスアップカーにホイールは欠かせない。ファブレスは広大なブースを展開。

──電波はどれぐらい飛ぶんですかね。
石田:免許が要らない特定小電力トランシーバーだから200m。連なってツーリングしているぶんには、問題なく通話できる。チャンネルは20で、38のサブコードが使えますからチャンネルは全部で760通り。これだけあれば、混信の心配もないでしょう。電源は充電式のリチウムイオンバッテリー。トランシーバーを使用しない時は、デジタル腕時計になるし、交換用のフェースプレートが2枚付属しているのもいい。あと、マイク&イヤホン一体のヘッドセットもオプションで用意されています。8925円という価格はお買い得感がある。

──じゃあ、今度、クルマで取材に出かける時までに手に入れておきますから、活用しましょうね。
石田:ラジャー。

(文=石田 功)

この記事の大きな画像を見るためには、画像ギャラリーをご覧ください。