【カーナビ/オーディオ】超高域まで再生可能なスピーカー、クラリオンから

2005.02.21 自動車ニュース

【カーナビ/オーディオ】超高域まで再生可能なスピーカー、クラリオンから

クラリオンは、アゼストシリーズのカーAV2005年モデルの第1弾として、1DINレシーバー5機種と2シリーズのスピーカーなど、計20機種を発表。2005年2月中旬から順次発売する。超高域まで再生可能を謳うスピーカーなどについて、カーナビ&オーディオライター石田功に聞いてみた。


【写真上】「プラズマフィールド」シリーズはセパレート2ウェイと同軸2ウェイを用意。これは17cmのセパレート仕様だ。
【写真下】「サウンドリフレクト」シリーズはすべてスピーカー中央部に3つのスピーカーを搭載する「マルチアキシャル」方式を採用する。

■スピーカー交換で、いいことずくめ

──スピーカーがたくさん出ましたね。
石田:基本的には上級トレードイン・スピーカーの「プラズマフィールド」と、ベーシック・トレードイン・スピーカーの「サウンドリフレクト」の2シリーズ。このうちプラズマフィールドシリーズは、高域専用のトゥイーターが分離しているセパレート2ウェイと、トゥイーター一体型のコアキシャル2ウェイの2タイプあります。
それにトゥイーター単体が2機種。あとは、各シリーズの中でサイズ違いが何種類かあって、全15モデルという内訳です。

──こんなにいっぱいあると、選ぶのが大変だなぁ。
石田:いや、基本的にはトレードインスピーカーですから、自分のクルマに合うものは限られます。
例えば、現行「スバル・レガシィ」だったら純正スピーカーが16cmですから、トレードインできるのはプラズマフィールドシリーズではセパレート2ウェイの「SRT1652S」かコアキシャル2ウェイの「SRT1652」、サウンドリフレクトシリーズでは「SRT166」に限られる。

あとは、予算に応じて選べばいいでしょう。まず、カタログで対応車種を調べれば、選択肢は自ずと絞られてきます。


値段もお手頃なので簡単に高域調整ができるチューンナップトゥイーター。使い道は広そう。

──スピーカーを替えると、どんな効果があるんですか?
石田:まずは、解像度が向上することです。
最近の純正オーディオはかなり質が高いものもあって、ベーシック・クラスのトレードインスピーカーに替えたぐらいじゃ、音質向上の効果を実感できないものもあるんですけど、それば別として、たいがいのクルマは音がクリアになるし、細かい音まではっきりと聞き取れるようになる。それに低音が引き締まってノリがよくなる。まさに、いいことずくめ。
スピーカーって、音の違いが顕著に表れやすいパーツだから、「あっ、音ってこんなに違うんだ」ってことが実感できますよ。


「VXZ755」:5万5125円
5.1chプロセッサー内蔵によりDVDビデオの臨場感あふれる再生ができる。

■超高域で伸びやかな音に

──今回のアゼストの新製品は音の違いが期待できる商品なんですね?
石田:と思います。特にプラズマフィールドシリーズのトゥイーターは、120kHzという超高域まで再生できることを売りものにしている。
人間の耳に聞こえるのは20kHzといわれていて、CDの再生帯域も20kHzまでなんだけど、それ以上の音も気配として認識できるんですね。だから、超高域を再生することで、声が伸びやかに聞こえたり、ヌケがいい音に聞こえたりするわけです。

それに、DVDオーディオとかSACDといった次世代オーディオの再生にも対応できます。クラリオンでは、まだ対応デッキを発売していませんけど。


「DXZ555MP」:2万6250円
MP3およびWMAのファイルが再生可能なCDプレーヤー。

──サウンドリフレクト・シリーズはどういうものですか?
石田:1万円前後のスピーカーはいま激戦区で、値段の割にコストをかけた製品が各メーカーから続々と登場しています。
サウンドリフレクト・シリーズもしっかりとコストがかかっているようで、低予算で少しでもいい音を楽しみたいという人にはぴったりですね。低域用のウーファー、中域用のミッドレンジ、高域用のトゥイーターという3つのユニットを使った3ウェイで、トゥイーターは35kHzの超高域まで再生可能です。


「DB455MC」:3万1500円
内蔵メモリーに176分の録音が可能な「ミュージックキャッチャー」内蔵。

──単体トゥイーターはどのような使い道があるんでしょう。
石田:まず、単純に今まで使っていたトゥイーターをグレードアップしたいときの製品です。「SRH291」はプラズマフィールド・シリーズに使っているものと同じ、120kHzまで再生可能な2cmソフトドームタイプですから、高域再生が物足りない人にぴったりです。

ちなみに「SRH214」は、アルミ蒸着の2cmバランスドライブタイプで35kHzまで再生可能です。また、なんか音のヌケが悪いなあとか、低い音場をフロントウィンドウのあたりに広がるようにしたいなぁといったときにも、コレをプラスすればいい。ダッシュボード上に足してやると、音場の改善に効果がありますね。


「DB355」:1万3650円
ベーシックなCDプレーヤー。ブラック仕様の「DB355B」もある。

──レシーバーの注目モデルは?
石田:「VX755」と「DB455MC」ですね。「VX755」はDVDビデオとCDの再生ができる1DINサイズのレシーバーで、手持ちのカーナビのモニターやカーTVで、DVDビデオも見られるようにしたいという人にいい。dts、ドルビーデジタル、プロロジック・の5.1ch再生が可能なデコーダーを内蔵しているので、そのぶんのスピーカーを用意すれば、臨場感たっぷりに再生することもできます。

昨年の「VXZ645」というモデルは、同じ値段ですが、サラウンドデコーダーは搭載していなかったから、ずいぶんリーズナブルになっています。

「DB455MC」は、内蔵のメモリーに、最大176分の音楽を録音&再生できる「ミュージックキャッチャー」という機能が特徴です。好きな曲だけを貯めておけば、ちょいのりの時なんかは、わざわざCDをクルマに持ち込まなくても、好きな音楽が楽しめる。圧縮音声だから、CDの音よりはクオリティは落ちるわけですが、割り切って楽しめればいいのではないかと思います。

■注目の「iPod」関連製品は……

──ところで、「iPod」関連の製品は、今回発表されていないみたいですが。
石田:「CES」(家電製品イベント「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー」)では、iPodをダイレクトに接続できて、タッチパネルコントロールができるインダッシュモニター内蔵のAVレシーバーを展示していて、かなり評判だったんですが、日本仕様は日本語表示やカーナビを接続するRGB端子を付けるなどの変更点があるので、そのままのかたちでは出さないようです。

また、CESでは他社のようなアダプタータイプも参考出品していたのですが、アダプターにするかダイレクト接続にするか、決定しかねている様子ですね。ま、いずれiPod対応機を出すことは間違いなさそうですが、いつになるかは不明のようです。

■価格帯

□1DINセンターユニット
DVD/CDレシーバー「VXZ755」:5万5125円
CDレシーバー「DXZ555MP」:2万6250円
CDレシーバー「DB455MC」:3万1500円
CDレシーバー「DB355」:1万3650円
CDレシーバー「DB355B」:1万3650円

□スピーカー
・プラズマフィールドシリーズ
17cmセパレート2ウェイ「SRT1752S」:3万450円
16cmセパレート2ウェイ「SRT1652S」:3万450円
10cmセパレート2ウェイ「SRT1052S」:2万2050円
17cmインフェイズコアキシャル2ウェイ「SRT1752」:2万1000円
16cmインフェイズコアキシャル2ウェイ「SRT1652」:2万1000円
12cmインフェイズコアキシャル2ウェイ「SRT1252」:1万7850円
13×18cmインフェイズコアキシャル2ウェイ「SRT5752」:1万9950円

・サウンドリフレクト・シリーズ
17cmマルチアキシャル3ウェイ「SRT176」:1万290円
16cmマルチアキシャル3ウェイ「SRT166」:9240円
10cmマルチアキシャル3ウェイ 「SRT106」:8190円
10×15cmマルチアキシャル3ウェイ「SRT466」:1万290円
16cmマルチアキシャル3ウェイ「SRF1606」:1万2600円
13cmマルチアキシャル3ウェイ「SRF1306」: 1万1550円

□チューンナップトゥイーター
2cmソフトドーム型「SRH291」:1万1025円
2cmバランスドライブ型「SRH214」:5513円

(文=石田功)

クラリオン:
http://www.clarion.co.jp/

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