【FN2005】Fニッポン05年始動、プライベートテスト行われる

2005.02.15 自動車ニュース

【FN2005】Fニッポン05年始動、プライベートテスト行われる

4月3日のツインリンクもてぎでの開幕戦を控えた2005年の全日本選手権フォーミュラ・ニッポン。その主要4チームが、2月7、8日に三重県・鈴鹿サーキットでプライベートテストを行った。

■“トラ”高木、自チームで再々出発

今回のテストに参加したチームは、「DoCoMo DANDELION」「PIAA NAKAJIMA」「TEAM 5ZIGEN」「TAKAGI PLANNING with CERUMO」の4チーム。5台のマシンを走らせ、延べ7人のドライバーがステアリングを握った。

7日は午前と午後に2時間の計4時間、8日には午後に2時間と1時間、2日で計7時間、4セッションが行われた。初日の午前は晴れ、午後からは曇りで、路面はドライ。2日目は雨となり路面はウエットというコンディションである。

ドライバーは、DoCoMo DANDELIONから前年のチャンピオン、リチャード・ライアンと、服部尚貴、エメッシュ・クイネン。PIAA NAKAJIMAからアンドレ・ロッテラー、小暮卓史。TEAM 5ZIGENから松田次生。そして、TAKAGI PLANNING with CERUMOから高木虎之介という面々が揃った。

注目は、元F1ドライバーで昨年までアメリカ(CART、IRL)で活躍した高木虎之介の新チーム「TAKAGI PLANNING with CERUMO」だ。フォーミュラ・ニッポン(FN)に参戦することを2月3日に発表、このテストでは初めてFNマシン「ローラB351」をドライブと、駆け足で開幕戦に備えている。

高木は、ローラでの初ドライブということもあり、感触を確かめながらデータ収拾に努めたという。
初日は、細かいトラブルが発生し十分に走り込めず。開幕までに予定されているテストの回数を考えても「時間が足りない」とこぼすが、それでもシリーズを通して上位を狙う意気込みも見せる。
「2000年にF1から(FNに)戻ったときはそんなに難しくなかったし結果も残せたが、今回は簡単じゃない。オーバルとロードではものすごく違う。2000年は10戦8勝だったので、9戦の今年は7勝したいですね(笑い)」。

2日目のウエットコンディションでは、「雨は好きじゃないし本当は走りたくないけど、アメリカでは雨のレースはほとんどないし、今回ウエットで走れたのはよかった」。

■連覇に向けて

昨2004年のドライバーズタイトルを獲得した、DoCoMo DANDELIONのリチャード・ライアン。連覇に向けてチーム一丸となってテストに取り組んでいた。

そもそも今回は、DoCoMo DANDELIONがもともと予定していたプライベートテストに他チームが相乗りしてきたかたちで実施されたもの。代表の村岡潔氏は、「ゼッケン1をつけて走る姿をみて本当にうれしい。自分でもこんなにうれしいものだとは思っていなかった。是非、連覇してこの喜びをずっとつかんでいたい」と話した。

今回は新しく導入したダンパーなどのデータ集めを集中的に実施。マネージャー浜田氏は、「気温と路面温度が上がらずニュースペックのタイヤデータが取れなかったのが残念」とコメント。「今回のデータを持ち帰って解析して検討しますが、必要なら公式走行会までに(プライベート)テストを行うかもしれません」と語り、「連覇に向けて必勝体制です」と締めくくった。

■チャンピオンの後輩

DoCoMo DANDELIONで1日目の午前に走行した聞き慣れない名前のエメッシュ・クイネン。彼は19歳のアイルランド人で、ライアンの後輩ということで、今回体験的にFNマシンをドライブすることになった。

クイネンにとって、キャリア的にはFNをドライブするのは相当な飛び級だとか。コースインした1周目で「速い速い」と興奮していたというのが初々しくもある。1日目の午前中にステアリングを握り、初めてのコース、初めてのマシンで出したベストタイムは1分51秒776。ちなみにテスト中のベストタイムは、ロッテラーが記録した1分45秒509である。「低い路面温度と初めてづくしの条件なので、評価できるタイムではないかと思う。“(当初はテストが)終わったらさよなら”という感じだったけど、気になる若手という気持ちに変りましたよ」と浜田氏。今年は、イギリスでフォーミュラ・ルノーに参戦する予定らしい。

なおFNでは、開幕戦までに3月11、12日に鈴鹿サーキットで、22、23日にツインリンクもてぎで公式走行会が予定されている。
また、3月12日、13日に鈴鹿サーキットで開催される「第18回鈴鹿サーキット2005モータースポーツファン感謝デー」でもデモ走行が予定されている。

(文&写真=KLM Photographics J)

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1998年ティレル、1999年アロウズとF1チームを渡り歩いた高木は、2000年にフォーミュラ・ニッポンに復帰。この年10戦して8勝と文句なしのチャンピオンになった後、アメリカに新天地を求めたが、勝利には恵まれなかった。自チームで再々出発を図る。

1998年ティレル、1999年アロウズとF1チームを渡り歩いた高木は、2000年にフォーミュラ・ニッポンに復帰。この年10戦して8勝と文句なしのチャンピオンになった後、アメリカに新天地を求めたが、勝利には恵まれなかった。自チームで再々出発を図る。

2004年チャンピオン、リチャード・ライアンは、「ナンバー1」のマシンで連覇を目指す。

2004年チャンピオン、リチャード・ライアンは、「ナンバー1」のマシンで連覇を目指す。

ライアンの後輩、フォーミュラ・ニッポン初体験のエメッシュ・クイネンはまだ19歳とか。

ライアンの後輩、フォーミュラ・ニッポン初体験のエメッシュ・クイネンはまだ19歳とか。

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