【カーナビ/オーディオ】カロッツェリア「DEH-P070」でiPodの音を聴く

2005.02.10 自動車ニュース

【カーナビ/オーディオ】カロッツェリア「DEH-P070」でiPodの音を聴く

2005年のカーオーディオ界の話題は、何といってもアップルのポータブルHDDプレーヤー「iPod」のネットワーク化だろう。カロッツェリアが先頃発表したiPodアダプターとCDレシーバーを搭載し、iPodが聴けるクルマを用意したというので、さっそく試聴してみた。カーナビ&オーディオライター石田功によるリポート。

■iPodはクルマ向き

──まずは、システム構成からお願いします。
石田:CDレシーバーが「DEH-P070」(4万4100円)。これにiPodアダプターの「CD-IB10」(1万500円)をプラスして、iPodを接続しています。
フロントスピーカーは、17cmコアキシャル2ウェイのトレードインタイプ「TS-J1700A」(2万2050円)。これは「DEH-P070」の内蔵アンプを使って鳴らしていますから、外付けアンプは使っていません。
あとラゲッジルームに薄型のパワードサブウーファー「TS-WX1600A」(4万1790円)を置いて、低音を補っています。


この丸いダイヤルノブをジョイスティック風に上下左右に倒すことで、iPodのコントロールを行なう。

──iPodの音楽を聴くには、どうするんですか?
石田:まず「CD-IB10」から伸びた白いケーブルにiPodを接続します。iPod shuffleは対応していませんが、iPodとiPod miniなら接続できます。
するとiPodのディスプレイに「carrozzeria」の文字が表示されましたね。これで接続は完了です。この状態でiPodへの充電も行ないます。


ディスプレイにはアルバムタイトルや、曲名などが表示できる。「DEH-P070」では英文で8文字まで。

──選曲は?
石田:フロントフェイス左上にあるSRC(ソース切り替え)のボタンを押してEXT(エクスターミナル)に合わせます。すると、ほらiPodと表示されるでしょ。これでiPodが聴ける状態です。
選曲するには、その下にあるBANDというボタンを押します。押すごとにPLAYLIST/ALBUM/ARTISTと切り替わりますから、好みの選曲方法に表示を合わせた状態でロータリーボリュームを上下に倒せば、好みのプレイリストやアルバム、アーティストが選べます。
次の曲、前の曲に切り替えたいなら、今度はロータリーボリュームを左右に倒す。ロータリーボリュームをジョイスティックのように使って集中操作できるから、操作性は意外にいいですね。
ちなみに、この状態ではiPod側のコントローラーは使えなくなります。


これがiPodアダプターの「CD-IB10」。上の白いケーブルがiPodとの接続用、下の黒いケーブルが「DEH-P070」へつながるIPバスケーブル。

──おおっ、カーオーディオからiPodの音楽が流れてる。「DEH-P070」に曲名も表示されるんですね。
石田:「DEH-P070」はiPodリンクというタイプで、ディスプレイへの表示は欧文のみ。日本語のタイトルなどは表示されません。また表示は8文字までなので、長い曲名は全部表示されませんね。
これは、プレイリストやアルバム、アーティストなども同じ。だから、プレイリストをつくるときは8文字以内に収めたほうがいいですね。

ちなみにiPodコントロールの2DIN機「FH-P070MD」は、日本語表示にも対応しています。


iPodをアダプターに接続すると表示部には「carrozzeria」の文字が。

──音も悪くない。
石田:「iTunes4」のデフォルトのAAC128kbpsで圧縮しているんですが、普通に聴いているぶんには、なんの不満もない。もちろん、あら探しすれば高域が伸びてないとか、音が軽いとかいろいろとありますが、ドライブしながら聴く音楽としては充分のクオリティですよね。

これでiPod miniなら1000曲、20GBのiPodで5000曲の音楽を手軽にクルマで楽しめるわけだから、クルマで出かけるたびにいちいちCDをクルマに持ち込むのがばからしくなる。
CDって、クルマの中で使うと結構手間がかかるじゃないですか。傷が付いては困るから聞き終わったらいちいちケースにしまわなきゃならないし、10枚もクルマに積んだら、置き場所にも困る。でもiPodなら、これだけですから。CDチェンジャーも不要になりますね。

iPodって、意外にクルマに向いた製品かもしれませんね。もし、もっといい音を望むなら、エンコード時のビットレートを上げるとか、保存できる曲数は少なくなりますが、WAVで保存するとか、コンピュータに取り込むときに工夫すればいい。

──この音には、「DEH-P070」そのものの性能も関係しているんでしょうね。
石田:そう。試しに、オートイコライザーとオートタイムアライメントをOFFにしてみましょう。すると、ほら、片側のドアのスピーカーからの音が大きく聞こえて、空間が再現されないでしょ。それにサブウーファーの低音がずれて聞こえる感じで、気持ち悪い。しかも、ピアノがキンキンするし、ヴォーカルが聞こえづらかったりする。全体的に音が痩せた感じですね。

じゃあオートイコライザー&タイムアライメントをONにします。OFFった時と全然違うでしょう。音がクリアになるし、豊かになる。音場感も自然です。これがオートイコライザー&タイムアライメントによる音場補正の効果なんです。

(文&写真=石田功)

パイオニア「カロッツェリア」:
http://www.pioneer.co.jp/carrozzeria/

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